私が証券マンとして駆け出しの時代に、
現独立系の有名投信会社の会長が、ある大手投信会社のファンドマネージャーだった頃、お取引を担当させていただいていた事があります。
機関投資家向け営業ではご披露する機会が無かった、その有難いお言葉を、是非、個人投資家の皆さんにシェアさせていただきたく思います。

「おまえ、株を買う事の素晴らしさがわかっとるか?」
「いえ、正直、よくわかりません」
「いいか、おまえがSONY株を買ったとする、となると、おまえはSONY株の株主として、SONYの成長を一緒に見守る事ができるんだ。
 事業がうまく回れば配当というカタチで還元される。
 それこそが株を買う醍醐味だろ?」

理論的に言えば、株式投資のうえで、銘柄の「好き嫌い」など持つべきではありませんが、
強いて言えば、私個人がSONY株に対して今なお強烈な「思い入れ」を抱き続けているのは、その方の教えの影響かもしれません。
その方とのお取引では一度もSONYを扱った事はなく、いわゆる仕手性の強い銘柄群のトレーディングが大半でしたが(笑)、
それでも、その方の株式投資に対する根本的な姿勢は、「SONY発言」に良く表れていたと信じてやみませんし、
であるからこそ、後に独立系投信会社を立ち上げ、多くの個人投資家の皆さんからの支持を得て、
日本を代表する投信会社のひとつへと大成なされたものと確信しております。

「おまえが株主として投資している企業の事なら、一生懸命勉強したいと思うだろ?」
名言!

事ある毎にそのお言葉を思い返し、自分の業が的外れで無いかを自問してきたつもりです。
良い話だと思いませんか?
デンバガー銘柄は単なる投資対象として探すのではなく、
自らが株主となり投資先企業と共に成長を見守る事で、結果的にもたらされる果実なのかもしれませんね。

 

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投資助言営業マンのコラム

弊社の投資判断・分析者の投資推奨には絶対の自信を持っておりますが、またその一方、助言業務の営業をやっていますと、お客様から学ぶことも多々ございます。考えてみれば日本の中小型株は個人投資家こそが主役のマーケット。助言者としてアドバイスしながらも、主役たるお客様との情報交換を通じて得たマーケットの全体感や今ホットなテーマ、個別株などを情報を、リアルタイムでお伝えしていこうと思っています。