◎お客様からのご質問
年末に向けての動きについて、次のようなシナリオがあり、私もそう見ていますがいかがでしょうか。
・年末に向けて大きく上昇する
・上昇の前に、個人振り落としのための大きな下落があり、そこが絶好の買い場

 

◎小職の回答
ご参考となりますかどうか自信はありませんが、苦
個人的に注視している点は大別すると3つです。

①ドル円の水準
 ⇒今年の株式相場に関する全体感・センチメント面で、最も影響が大きかったと思われるのは、
  外部要因や個別銘柄の業績等以上に、金利と為替水準との株価指数の相関性だったように感じております。
  非常に大雑把な見立てではありますが、日経平均の20000円がドル円の105円、
  同様に、21000円がドル円の106円、22000円が107円、23000円が108円、24000円が109円、25000円が110円、
  というイメージでしょうか。
  109円台の推移となれば、日経平均は24000円でもおかしくない計算となりますが、
  円高方向に進む際には日経平均もほぼ遅れずに下落しがちなものの、
  円安進行する際はイメージ的に1カ月くらい遅れる傾向が強いように思います。
  この点から、ドル円が109円台推移となれば、年内24000円という感じでしょうか。
  109~109.5円はドルの売りが溜まっているハズですので、そこを円安方向にブレイクすると、
  ストップロスも巻き込んで一気に110円という可能性もありえるかと存じます。

②海外投資家と思われる先物の売り残及び裁定売り残の減少
 ⇒先々週末時点で、先物の売り残及び裁定売り残はピーク時のジャスト半分くらいまで買い戻されております。
  先週末時点ではそれが一旦止まった感じですが、
  これらが全て買い戻されたとすると、日経平均は25000円レベルという試算が市場で囁かれておるようです。
  かつ、グローバル運用であれば、この先、米国株のさらなる上昇を狙うよりも、
  さほど過熱感の無い日本の株式市場に、「とりあえず」買いを入れておこうという流れもあるようです。

③季節的なアノマリー
 ⇒個人的にはアノマリーはほとんど重視しておりませんが、
  11月最終週と12月1週くらいまでは例年、大手運用体からのポジション調整や資金流入により、
  株価は上昇基調となる傾向が強い事が指摘されております。
  今年はTOPIXが1月4日の安値1450ポイント近辺から11月26日の高値1719ポイントまで、
  18.5%ほど上昇しているものの、
  マザーズ指数は同じく1月4日が安値で、790ポイント近辺から現状の910近辺まで13%ほどの上昇率です。
  パフォーマンスが良いのは当然ながらパッシヴ運用系のインデックスファンドで、
  他方、アクティヴ運用系のグロース株ファンドは、夏場の下落を回復できず、
  ようやく、なんとかプラス維持程度になっているものと思われます。
  当然、パフォーマンス不振の影響で、アクティヴ運用系のグロース株ファンドは解約が続き、
  年内いっぱいで、アクティヴ運用メインのヘッジファンドから資金を引き揚げる為には、
  45日前に通知を行う必要がありますので、11月半ばまでは解約売りが中小型株に続いたものと推察しております。
  11月後半から、資金ローテーションの影響で、特に中小型株は上昇が継続するものと、期待感も込めて見ております。

以上をふまえますと、
確かに高値警戒感からの下落はあっても、「大幅下落」というよりは「調整」という感じでしょうか。
11月21日に日経平均が一時400円超の下落となった時は、一目均衡表上の基準線どころで止まりました。
この基準線が昨日23032円まで切り上がってまいりましたので、
目先調整はあっても23000円どころで止まるようにも思います。
結論を申しげますと、個人的には、ドル円水準が108.5円から109.5円のレンジ内で推移すれば、
目先、日経平均に関しては下ヒゲ系の下落はあっても切り返して年内24000円と見ております。

 

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投資助言営業マンのコラム

弊社の投資判断・分析者の投資推奨には絶対の自信を持っておりますが、またその一方、助言業務の営業をやっていますと、お客様から学ぶことも多々ございます。考えてみれば日本の中小型株は個人投資家こそが主役のマーケット。助言者としてアドバイスしながらも、主役たるお客様との情報交換を通じて得たマーケットの全体感や今ホットなテーマ、個別株などを情報を、リアルタイムでお伝えしていこうと思っています。