まず、簡単なものから片付けましょう。

●TOPIX月末リバランス(リバランス日:5/30)

今回は、パッシブ全体のポートフォリオから見れば、ほとんど影響が無く、それ程意識されないリバランスです。

TOPIXパッシブ運用全体(40兆円弱)で、売り5億円前後vs買い30億円弱ですので、それぞれのポートからすれば、

微々たるもの・・・となり、ポート内は、ほとんど動かす必要が無いでしょう。

とは言え、個別では動く可能性があるので、以下の一銘柄だけ注意しておきたいですね。

尚、相当織り込まれている部分もありますので、買い推奨ということではありません。

3665エニグモ、想定買い需要50万株

 

 

次に、今週もっとも重要なインデックス・イベントとしてMSCIリバランスがあります。

●MSCI SIR(リバランス日:5/28スタンダード(STD)、ファクター指数、ESG系指数(WINESGセレクト)

MSCIは、5月&11月はグローバルなウエートから見直しが入る為、比較的大きめなリバランスとなります。

これは、通称SIR(Semi-Annual Index Reviews)と呼ばれ、世界中の投資家が注目しています。

また、2月&8月は、国ごとのマイナーチェンジで、QIR(Quarterly Index Reviews)と呼ばれています。

今回は、SIRですので、比較的大きめのリバランスとなり、それに付随して、ファクター指数なども、

リバランスの対象となります。

一番大きいのは、当然STDとなります。

STD全体像は、ターンオーバー片側約3%、金額では、売り20002500億円vs買い3000億円前後、

差し引きで日本株へは、500800億円の資金流入という想定です。

その他の比較的重要なファクター指数のターンオーバーは、最小分散(通称ミンボルMIV)系では10%前後、

高配当(HID)10%弱、WIN20%弱、ESGセレクトで7%・・・となっています。

各インデックスともに、リバランス日は5/28ですが、事前にリバランスを開始している、あるいは、

事後的にリバランスする・・・などの対応もありますので、全ての売買が5/28の引けに集まる訳ではありません。

また、各指数ごとにバラバラだと、全体像が分かりにくいので、これらの重要な指数で想定されるリバランスを、

全て集約し、売り買いを相殺して、MSCI ALLとして考える方が現実的です。

ただし、リバランスポートの作成には、色々な前提があるので、かなりラフな試算にならざるを得ないのが現状です。

以下、集約後の金額上位銘柄です。

基本的には日次倍率の大きい銘柄や、金額、単純に株数が多い銘柄に注目すべきでしょう。

DeNAは、自社株買いを発表しています。2019/05/132020/04/30、金額500億円、株数3800万株(上限)

このイベントで売られるようなら、買うのも一手ですね。

 

売り方向

6861キーエンス/45万株/280億円/日次倍率×1.1

6502東芝/6802303.5

7203トヨタ/3202100.7

5108BS4001702.0

2432DeNA7001502.5

7936アシックス/11001507.5

8233高島屋/11001408.5

8418山口FG150013011.5

・・・7741HOYA6501日立、4901フィルム、8830住不、1801大成建、6988日東電、7532パンパシ

 

買い方向

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。