市場は同社を、基板向け薬品を納める一社と見てきました。機器が売れれば伸び、在庫調整で止まる循環株。

しかし現実は違います。先端の半導体では、チップを載せる基板が大きくなり、重ねる層も増えます。処理する金属面が広がる分、薬品は機器の台数の伸びを超えるペースで使われます。

上期の出荷数量は2割超増加。値上げでも為替でもなく、量が増えています。業績も同じ方向です。3割超の増収に約7割の営業増益、利益率は30%を超え、通期計画も上方修正されました。借金は実質ゼロ、還元にも下限があります。それでも株価は2か月弱で3割強下がり、利益見通しは逆に上がりました。利益は増え、株価の倍率だけが4割縮みました。

その開きは、これから埋まる余地として残っています。