2022年3月17日改訂
2022年1月20日改訂
2021年9月21日公開

弊社の推奨の基本

  1. 中小型株を中心とした推奨をしております。株価(ファンダメンタルズ)分析において、大型株のように多くのアナリストや投資家がいる銘柄よりも、中小型株の方が独自情報を得やすく、そしてその独自情報の分析の価値が高いからです。また、中小型株には将来大きな成長を望める銘柄が多く、株価の大きな上昇を見込める可能性が高いということもあります。30%~50%以上の株価アップサイドを基本とし、上手くいけば100%以上のリターンを狙った推奨をしています。リスクリターンのいいものを選択していますが、ダウンサイドもある程度大きくなることにご注意ください。
  2. 会社訪問など独自の取材や、様々な情報を組み合わせたファンダメンタルズにて銘柄選定を行い、タイミングについてはいくつかのチャートを組み合わせたテクニカルも参考にしたうえで、新規推奨をしております。(そのため何日おきに1回などといった定期的な情報提供はできず、30日間で~銘柄の推奨となっております。)
    タイミングも含めての推奨ですので、そういう意味では、基本的には新規推奨が新しいもの順に、旬な買いのお勧め順となっております。

推奨銘柄につきましては、ファンダメンタルズに変化がありましたら、フォローアップ情報をご提供するようにしています。こちらで推奨の度合いが変化することもありますので、欠かさずチェックして頂ければと思います。

 

新規推奨銘柄の購入の仕方

リスクリターンの関係性を考えたうえで、アップサイドがダウンサイドより大きく魅力があるという判断で推奨開始とします。そのため、推奨開始ということが、推奨時点より株価が絶対下がらないという意味ではありません。ですので、通常は上下いずれに動いても余裕をもって買い増しができるよう、推奨時においては、まずは1銘柄当たり投資資金の50%ぐらいの資金での購入をお勧めしています。

タイミングを含めての推奨ですので、できれば推奨後すぐに実行することをお勧めします。上げ始めてトレンドができているところを見極めてから推奨することも多いので、そこから様子見をすると、さらに上がってしまっているところを買うことになってしまいます。その場合、一旦下がった場合に耐えられなくなったり、弊社想定よりもリスクリターンが悪くなったりします。

ポートフォリオを組む

弊社が推奨する銘柄は、様々な角度からの丁寧な分析を経てお勧めしているものであり、どの銘柄もいいパフォーマンスが出せる可能性が高いものばかりです。お客様の相場観にも合致して、これだ!というものがあればその1銘柄に集中投資し、大きな利益を掴むといったこともできるでしょう。

しかしその一方で、予期しない事象によって(一過性の事象によるものではあるが決算が想定外に悪い・外部環境に予期しない急激な変化があったなど)、株価が大幅に下げてしまう事もあり得ます。

運用資金を全て使って1銘柄を買うような投資の仕方ですと、そうした状況で株価が大幅に下げてしまった場合に、身動きが取れなくなってしまいます。

そういうことを防ぐ方法として、何銘柄かに分散投資しポートフォリオを組むといった投資手法があります。仮に運用資金が300万円ある場合、1銘柄に使う資金の上限を例えば30万円と定めて、10銘柄へ分散投資しポートフォリオを組むという方法です。

この方法ですと個別のリスクが分散され、全体として安定したリターンを生むことができるようになります。

※ポートフォリオは、銘柄数が多ければ多いほどリスクが減っていきますが、多すぎても管理上の問題などが増えていきます。投資金額が少ないうちは、最低でも5銘柄、できれば10銘柄、理想的には20銘柄ぐらいがお勧めです。

 

過去の推奨銘柄を買う場合は注意

コラム推奨銘柄は、推奨当時は自信を持っておりますが、決算や適時開示により、既に買い推奨から外れている場合があります。また、買い推奨からは外していないものの、「今買うならAの銘柄よりBの銘柄の方が良い」、のようなことはままあります。

目安として、1ヶ月以上前の推奨銘柄もしくは決算をまたいだ推奨銘柄の購入を検討される場合は、有料サポートオプションをお使い頂くことをおすすめ致します(リサーチのコラムDX会員様は、ご契約日以降で過去6ヶ月以内に推奨した銘柄についてのご質問は無料)。

有料とはなりますが、想定外の株価下落に巻き込まれる可能性が低くなり、結果的には、価格以上の効果を感じて頂けると思います。

 

ポートフォリオの組み方

こちらがポートフォリオの組み方の、基本の方法(以下、「基本の投資行動」と記載)となります。あとは資産に応じて、経験に応じて、好みに応じて、ご自分にあったスタイルでお取引をやっていただければと思います。

TOPページに掲載「推奨銘柄ポートフォリオの推移」のパフォーマンスの数字も、以下に記載のやり方でポートフォリオを組み、売買をしたシミュレーションの結果です。

 

1.弊社推奨銘柄を5銘柄以上(できれば20銘柄)買う

20銘柄までのポートフォリオであれば、1銘柄につき、運用資産の大体20分の1の金額を買うということです。例えばシミュレーションでのポートフォリオは、想定資産が2021年1月末で800万円超となりましたので、現在は1銘柄あたり40万円までとしています。

20銘柄であれば、リスクは十分に分散されつつ、管理もそれほど大変ではないと思います。また弊社の場合、6ヶ月間に原則24銘柄を推奨しますが、6か月経過前に目標株価達成による手仕舞いもありますので、ポートフォリオ内の銘柄数が20銘柄を超えることはあまりありません。シミュレーションにおける過去のデータにおいても、同時期に保有する銘柄数は20銘柄を超えませんでした。

1つの銘柄に偏った無理な投資を行わないということも重要で、例えばシミュレーションでは、「一つの銘柄あたり、40万円を超えない最大の単位」としていまして、最低売買単位が40万円を超えるものは購入していません。この点については、資産が大きければ購入できることもあるでしょうし、好きな銘柄であればポートフォリオ内のウェートがある程度大きくなっても購入するなど、自分の好みで少し変えてもいいと思います。

 

2.推奨時から15%以上下げたら、ナンピンする

推奨時の株価から15%以上下げたら、ナンピン買いをします。シミュレーションでは、「40万円を超えない最大の単位でナンピン」としています。

15%というのは、経験則で得られた数字であって絶対ではありませんので、相場つきなどを考えながら、ご自分で少し調整をして頂きたいと思います。

 

3.目標株価に到達したら手仕舞い

弊社の推奨銘柄には、必ず目標株価を設定されています。株価が目標株価に近付きましたら、指値で反対売買を出しておけばいいと思います。(持ち株全部を売らず、少しお楽しみで残しておくなどは、お好み次第だと思います)。シミュレーションでは、その目標株価になったら当日に、その目標株価で手仕舞いすることとしています。

 

4.推奨時から6ヶ月経過した銘柄は強制手仕舞い

推奨時から6ヶ月経過で強制的に手仕舞いします。

過去のデータでは、目標株価到達率は55%(2021年9月11日現在)でしたので、残りの45%はこの手仕舞いとなります。
(なお、最大上昇率が最大下落率より大きい銘柄は、77%(2021年9月11日現在)です。)

 

限られた資金で、素早くポートフォリオを組むには?

30日間で4銘柄の新規推奨が受けられ、契約期間内の推奨銘柄に関する質問は無料な、リサーチのコラム(DX)会員契約が弊社のお勧めではありますが、会費の問題もあって(ライト)でという方もいらっしゃると思います。

ですが(ライト)ですと、30日間で1銘柄の新規推奨ですので、5銘柄以上のポートフォリオを組むには、5か月以上かかる計算となります。弊社がお勧めするポートフォリオでの運用のメリットを、なかなかご実感頂けません。

一つの方法として、以下のようやり方もございます。参考になさって下さい。

 

1.まずリサーチのコラム(DX)の新規会員になる

まずリサーチのコラム(DX)の新規会員になってください。すると、新規契約から30日間で4銘柄の新規推奨が受けられます。

さらに、新規契約の1か月前からの記事が読めますので、そこにも4銘柄の新規推奨があって、まだ上昇してないものが2銘柄ぐらいあることが多いです。

これで6銘柄ありますので、30日間でなんとかポートフォリオっぽくなります。

 

2.余裕があれば1回更新

余裕があれば1回更新しますと、30日間で更に4銘柄の新規推奨が受けられますので、60日間で10銘柄のポートフォリオが出来上がります。

 

3.さらに余裕がある場合リサーチのコラム(DX)を継続

更に余裕がある場合、ポートフォリオを充実させるためにも、また新規推奨された銘柄のフォローアップの記事を読むためにも、出来れば(DX)の契約を更新し続けて頂きたいです。

 

4.余裕があまりない場合

余裕があまりない場合は、逆に(DX)の契約は1回だけにしておき、まず6銘柄でポートフォリオを組み、その後は(DX)は更新せず(ライト)を契約して、30日間で1銘柄ずつポートフォリオの銘柄を増やしていくという方法もあります。(但し、DX会員様限定で新規推奨した銘柄の、フォローアップの記事は読めなくなります。ご注意下さい。)

 

推奨後の株価の動きについて

ファンダメンタルズに変化がない限り、全体の地合いとの兼ね合いはあるものの、推奨時より株価が下がるのであれば、より目標株価へのアップサイドが大きくなるという意味でより買いであると思っていますので、どこまで下がるのかといったことはあまり重要視しておりません。(下がったことにより、リターンが実現するのに時間が掛かってしまうといった、投資効率の観点での投資再考は常に行います。)

弊社の推奨はある程度相場の下げにも耐えうるものを選んでおりますが、株価の短期の動きは予測不能ですので、先述の通り推奨時当初は余裕のある株数を買い、後で買い増し、買い増した分の戻り売りなどのトレーディング的な動きも加えて、下げ局面にもより耐えられる投資にするというスタイルです。

最安値で買うことにこだわるあまり、あるいは短期的な下げを警戒しすぎて、「待てば5%や10%下で買うチャンスがありそうだから」とそれを待つというよりは、そうなるかもしれないが、その5%、10%を惜しむよりは、30%以上のアップサイドを逃さないように早めに買うというスタンスです。

短期的な動きを予測する助言ではないため、そうした短期的な値動きでのプレーの部分は、会員様のご判断にお任せしています。

 

目標株価の考え方

弊社は目標株価を基本的には、

目標株価 = 予想EPS(一株当たり利益) × 予想PER(株価収益率)

で算出しています。

他にもいくつか方法はあって、どれも一長一短があるのですが、結局シンプルなこの方法に戻ってきました。

  • 会社訪問など独自の取材や、様々な情報を使ってEPSをどれだけ正確に予想することができるか。
  • マーケット全体のPER、業界の平均PER、そしてその銘柄固有の特徴(業界でのポジション、規模、成長性など)を加味して、予想PERとしては何倍を使うことが適当か。

この二つが目標株価算出のキーとなります。弊社が自信を持っているポイントでもあります。

目標株価の達成時期(投資期間)

全体相場次第というところも大きいのですが、基本的には6か月以内を目途に考えています。

コラム内で短期、中期、長期との言及がある場合、

短期:2カ月くらいまで
中期:2~6か月くらいまで
長期:6か月以上

というイメージです。

目標株価の変更

予想EPSも予想PERも、極端な話、日々刻々と変化していきますので、そうするとそれらを使った目標株価も日々刻々と変化することとなります。
そのため目標株価はあくまでも推奨時点のものとなりますが、日々目標株価を変更するというのは現実的ではないため、それは致しておりません。大きな変更がある際には、【フォローアップ】としてコメントすることとしています。コメントが無い場合には、推奨時点からその日までの、TOPIXまたは東証マザーズ指数の値動き(%)の分だけ、目標株価もスライドさせたものを、その日の目標株価の目安として考えて頂ければと思います。(例えば、TOPIXが10%下がっていた場合、目標株価も10%下げる。)

 

反対売買のタイミング

  • コラムサイトの会員様(コラム会員様)へは”プロレベルの情報を提供するサービス”(基本的には個別株の買い推奨)
  • ハイタッチ助言の会員様(一般会員様)へは“きめ細やかな助言サービス”(個々人のリスクリターンの要望や、人生のステージ、資産背景の観点でリスク量を調整した銘柄推奨、ポートフォリオの構築と管理、運用方法の説明)

といった、サービスの棲み分けをしております。

コラムサイトでは基本的に反対売買のタイミングをお知らせしておりません。買いについては、取れるリスクによって多少の違いはあっても、どの会員様にも同じタイミングでお勧めできると考えておりますが、売りについては、取れるリスク、目標とするリターン、持っている他の銘柄との兼ね合いなど、相場や個別銘柄の状況だけではなく、個別の会員様の状況によってもタイミングが変わってくるため、このタイミングで皆様一斉に売りという推奨が適切ではないと考えているからです。

コラム会員の皆様は、目標株価やフォローアップ情報を参考に、ご自身で反対売買のタイミングをご判断いただければと思います。(ファンダメンタルズの大きな変化があった場合には、フォローアップ情報の提供、あるいは下記ロスカットの推奨をさせて頂きます。)

反対売買の基本的考え方

そうは言っても、結局どうすれば良いかわからない方に向けて、反対売買の基本的な考え方を書いておきたいと思います。

弊社推奨は、ある程度値動きの大きい中小型株をメインの対象としておりまして、10~30%程度下げることがあるリスクを受け入れる代わりに、30~50%、上手くいけば100%以上のリターンを狙うという推奨となっております。

そのため、よほど早いペースで値上がりして効率よく利益が取れるという場合や、マーケットの状況が著しく変化したという場合を除き、基本的には目標株価(もしくは、上記「目標株価の考え方」内「目標株価の変更」に述べました、スライドさせた修正目標株価)までの上昇をお待ち頂くことを推奨しております。また、目標株価に達してもなお面白いと思われる場合には、少しポジションを残しておいて、更なる大きな上げを楽しみに待つという戦略もあります。

株価上昇までの過程において、少し買い増したり、少し利食ったりというトレーディングも、自由にやって頂ければ思います。

目標株価についての注意点

目標株価ですが、上記「目標株価の考え方」にて述べました通り、推奨時の予想EPSと、妥当であろう予想PERを元に算出しております。予想EPSの変化につきましては、ファンダメンタルズの変化が主要因ですので、可能な限りフォローアップ情報を提供しておりますが、妥当であろう予想PERの変化につきましては、市場状況の変化(TOPIXや所属セクターの平均PERはどう変化しているか、グロース株/バリュー株のどちらが注目されているのか、など)によるものが大きいですので、日々変わるそうした状況を細々と個別株の数字に落とし込んだ情報提供は致しておりません。

反対売買の判断に際し、市場全体のリスクオフなどで全体が下落相場となるなどの際には、その点にご注意頂ければと思います。相場の全体感(上げ下げ)の重要局面では、「ポートフォリオマネージャーのつぶやき」のコラムでコメントを致しますので、そちらもご参考になさって下さい。

有料とはなりますが、サポート会員になられてご質問頂ければ、そうしたこと全般を含めた反対売買のタイミングもご助言させて頂きます。(リサーチのコラム(DX)の会員様は、過去6か月以内にリサーチのコラムで推奨した銘柄で、契約開始日以降に推奨した銘柄についてのご質問は無料です。)

 

ロスカット

弊社の投資スタイルにおいては、ロスカットの株価というコンセプトがありません。

それはファンダメンタルズ(と全体の相場感)の大きな変化がなければ、株価が下がったところは買いと思っているからです。

一方、ファンダメンタルズの悪い方向への変化があれば、フォローアップ情報を提供させて頂き、ロスカットをお勧めしております。

弊社では、チャートの節と、推奨時株価の-10%とそこから下に-5%刻みで、必ずその銘柄のファンダメンタルズやテクニカルを再チェックしています。特にフォローアップ情報がなければ、ファンダメンタルズに大きな変化はないということです。従って、弊社の株価の再チェックポイントで、ロスカット推奨のフォローアップ情報が無い場合、買い増しをご検討頂くポイントとなっています。

※ただし、下落率についてはお知らせしておりませんので、会員様ご自身でチェックして頂く必要がございます。

ハイタッチ助言(一般会員)の皆様にはそうした投資スタイルを推奨しております。しかしながら以下の2点の理由から、当コラム会員の会員様(コラム会員様)用に、もう一つ違う投資スタイル「ロスカットルール適用での投資行動」をご用意致しました。

  • 一つ目は、コラム会員様へのサービスが、「いい銘柄をいいタイミングで推奨するというプロレベルの情報提供」をメインとしている性質上、「反対売買のタイミング」の項で説明させて頂きました通り、反対売買に関してはコラム会員様にお任せする形とさせて頂いている点。
  • 二つ目は、個別銘柄の追加情報の提供がない場合、まだそのアイディアは有効なのかどうかなど、特に含み損を抱える状況では不安になられる方も多いかも知れないという点。

そうした観点から、またマーケット全体の方向性が定まらない現状も鑑みまして、今現在(2022年3月17日現在)ではコラム会員様には、下記のロスカットルール適用での投資行動をお勧めしております。

 

ロスカットルール適用での投資行動(特に初心者の方、大きな含み損を抱えることが精神的に辛い方へ)

上記「ポートフォリオの組み方」でも述べましたように、弊社はポートフォリオを組んでの運用と、ある程度(そこでは15%)下落した局面でのナンピンを本来はお勧めしております。ファンダメンタルズに変化がなければ、株価が需給要因などにより大きく下げることがあっても、そこは買い増しのチャンスであり、いずれ株価は戻り、目標株価へと上昇する際に、更なるリターンが得られると考えているからです。

しかし初心者の方ですと、不安にもなりますし、また相場の全体感が個別株の判断がうまくできなければ、買い増していいところなのか、一旦様子を見た方がいい局面なのかの判断が難しいこともあるでしょう。あるいは、投資家の方には、含み損を長く抱えているということ自体が精神的に大変辛いことで、投資判断はともかく、一刻も早くそうした状況を脱したいという方もおられることでしょう。

また当コラムサイトでのサービスの性質、現在のマーケットの状況も考え合わせまして、「購入価格から20%以上下がったら、強制的にロスカット」いうロスカットルール適用での投資行動をお勧めしております。出来れば弊社としましては、反発局面に備えてナンピン買いをして頂きたいところではありますが、リスク管理や資産効率(主に時間軸)の観点からは、ロスカットルールも大きな価値があります。ナンピンとロスカットのどちらが正しいかという議論は尽きることがなく、どちらをすべきということは一律には決められないものですが、ロスカットルールを適用した投資行動も理にかなったものです。

 

“参考:基本の投資行動(ナンピンあり)と、ロスカットルール適用での投資行動の比較”

この23カ月(2020年4月初めから22年2月末まで)の弊社の個別株推奨により、各々の投資行動でポートフォリオを組むシミュレーションをしてみました。このデータから言いますと、基本の投資行動の方がリターンは大きくなりますが、ロスカットルール適用での投資行動ではボラティリティが低くなることで、シャープレシオは高い数字となります。

限られたデータからの判断ですので統計的に有意な差があるとは言い切れませんが、大きなリターンが取りたいのであれば基本の投資行動がお勧め、リスクリターンを良くしたいのであればロスカットルール適用での投資行動がお勧めと言えるかもしれません。

 

◆基本の投資行動(上記「ポートフォリオの組み方」によるもので、TOPページの「推奨銘柄ポートフォリオの推移」の数字そのものですので、そちらもご参照ください。)

年率リターン+22.7%(月次リターン%を12倍して算出)、年率ボラティリティ20.8%、シャープレシオ1.1

◆ロスカットルール適用での投資行動

年率リターン+25.1%(月次リターン%を12倍して算出)、年率ボラティリティ15.3%、シャープレシオ1.6

<ロスカットルール適用での投資行動>

※目標株価になったら全て手じまう

※仕掛けから6か月経過したら全て手じまう

※基本の投資行動と同じく、21年4月1日に資産600万円で投資開始。一つの銘柄あたり、30万円を超えない最大の単位を買う。推奨時より終値で20%以上下落した銘柄は、次の寄り付きで全て手じまう。目標株価になったらその日に全て手じまう。

※2021年1月末より、一つの銘柄あたり、40万円を超えない最大の単位を買う。推奨時より終値で20%以上下落した銘柄は、次の寄り付きで全て手じまう。目標株価になったらその日に全て手じまう。

※2021年9月末より、一つの銘柄あたり、60万円を超えない最大の単位を買う。推奨時より終値で20%以上下落した銘柄は、次の寄り付きで全て手じまう。目標株価になったらその日に全て手じまう。

 

目標とするリターン

弊社は、ポートフォリオを組んだうえで、年間10~20%のリターンを目標としています。

実は弊社のこの目標は、本来的には“α(アルファ)”という、指数に対する超過利益として目指しているものです。

投資運用のプロの世界では、マーケット全体(例えばTOPIX指数)が上昇しての利益、いわゆる “β(ベータ)”による利益は評価されず、それを超えるもの(α)を要求されます。なぜなら、βは(上げ相場で)株を買って持っていれば誰でも利益が得られる部分で、αこそがプロとして付加価値を生んでいる部分だからです。

TOPIXが10%上がっているときに、ポートフォリオが10%儲かっていても、評価はゼロ(10%-10%=0%)ということです。ポートフォリオが20%儲かっていれば+10%(20%-10%)の評価で、5%儲かっていても-5%(5%-10%)というマイナスの評価になります。

逆にTOPIXが10%下がっているときに5%損していても、+5%(-5%-(-10%))とプラスの評価になります。

こうしたプロの評価と同様の運用をしたいということであれば、コラム情報で構築したポートフォリオ(買い持ち、ロング)と同じ金額分の先物を売って(ショート)、デルタ(ロングもしくはショート)をゼロにすることで、超過利益のみ(α)の追求ができることとなります。相場の上下にかかわらずある程度安定して儲けていきたいという方は、この手法をとることになります。相場が急上昇してもその分のリターンは得られない代わりに、急落しても大損ということはなくなります。資金量があって、ある程度安定したリターンが欲しい方にはこの手法がお勧めです。(先物の売買をする分だけ手間はかかります。)

一般の方は、こうした知識は知ったうえではあっても、先物によるヘッジ(ショート)は無しで運用することケースが大半だと思います。先物取引の手間が面倒という部分もありますが、個人投資家にはプロにはない自由、「運用しない」(ポジションを持たない)があるからです。相場が上がると思ったときだけ買いで運用をすれば、β(マーケット上昇)とα(マーケットを超える上昇)の両方が取れ、下がるときにはやらなければ損はしない、ということが可能だからです。そうはいっても、なかなか100発100中というわけにはいかないのですが。。。

一番初めに“本来的には”αを目指していると言いましたのは、一般の方向けにコラムで情報をお伝えしているので、“本来”すべき先物のヘッジがなくても、下げ相場でも損をしないような推奨を心掛けているからです。数は少ないですが、下げ相場でも上げる株というのはありますので、そうした株を選んでいくということがあります。あるいは、どうしようもない下げ相場になったのであれば、買い推奨を全くせず、ノーポジションを勧めるという局面もあるかもしれません。絶対に損はさせないということは決して言えないのですが、損を大きくせず、利益は大きくする、そういった推奨を心掛けています。

 

プロの投資手法:ポートフォリオ+デルタヘッジ

弊社モデルポートフォリオのシミュレーション(基本の投資行動(ナンピンあり)と、ロスカットルール適用での投資行動)のパフォーマンス比較を、上記「ロスカット」にて致しました。

では、プロの運用手法である、“ポートフォリオ+デルタヘッジ”で運用した場合はどうだったでしょうか。ここで、前述の二つに加え、マザーズヘッジ(銘柄の組み入れ時に同額でヘッジ(ここでは東証マザーズ指数ETFをショート)し、ポジション解消時にヘッジも反対売買)のパフォーマンスを見ますと、以下のグラフのようになります。

 

ヘッジすることにより、プラスとマイナスのブレが抑えられるのが見て取れると思います。安定した収益を目指すプロの運用手法はこちらです。

※会員の方が実際にやりやすい投資方法でのシミュレーションとするため、東証マザーズ指数のETFを使ったパフォーマンスを計算していますが、プロは実際には先物を使います。

※この期間ではマザーズヘッジのケースのパフォーマンスが一番良くなっていますが、一般的には安定の代わりにパフォーマンスは悪化します。ここ最近の東証マザーズ指数の下げが大きかったのでこうした結果になっていますが、これは珍しいケースです。

昨年までは金利の低位安定により過剰流動性相場となり、基本的には指数は上昇し、個別株で大きな動きをするものはもっと上昇するという、いい相場であったと思います。新型コロナで一時大きく下げる局面がありましたが、それでもというか、逆に政府の手厚い流動性供給のおかげで、そこから株価は急反発することが出来ました。

しかし今後予想されます、金利上昇局面においては、何もしなくても株は上がるということが難しくなってきます。非常に大きなリターンが見込めないそうした局面では、指数をショートすることによりリスクをコントロールするということが、より重要となってきます。また、金利上昇局面、あるいはウクライナ情勢も含め地政学リスクも大きくなっていくことが予想され、株価の動きは激しくなっていきますので、そうした意味でもリスクコントロールは重要です。2020年初めの新型コロナ急落局面では、こうした指数ヘッジが非常に良く機能し、パフォーマンスのマイナスを抑え、あるいはむしろトータルでプラスの収益をもたらすこともありました。

また”安定した収益“からは少し外れるのですが、ヘッジを必ずしも個別株のロングと同額をやる必要はなく、ヘッジを多めにしたり少なめにしたりして、より多くの収益を目指すこともできます。こうしたところも、プロの腕の見せ所となっています。

デメリットとしましては、銘柄を購入するたびに同額のETFをショートするので手間が倍になったり、どの銘柄に対していくら分のETFをショートしたのか分からなくなったり、管理が大変になるということであります。こうしたことから、弊社コラム会員様のリスクコントロールのためには、ETFでのヘッジではなく、前述のロスカットルール適用での投資行動をお勧めしています。

ポートフォリオでの運用、そして指数でのヘッジを組み合わせた手法をご提案できますのが、同業他社さんと比較してしまして弊社の大きな違い、強みとなっております。

コラムサイトでも適宜そうした手法をご案内させて頂きますが、よりきめの細かいサービスをご希望の方は、ハイタッチ助言(一般会員)でのご契約を是非ご検討下さい。

 

サポート会員について

細かい報酬体系については、「コラム会員プラン」の「サポート会員」の項をご覧頂きたいのですが、この中で「ごく簡単な質問に関しましては、無料で回答させて頂きますこともあります」としていますのは、

  • イェス・ノーで回答ができるような、シンプルな質問は無料※。
    ※ただし、投資判断を伴うもの(「今買いですか?」「今売りですか」など)は有料。
    ※リサーチのコラム(DX)の会員様は、過去6か月以内にリサーチのコラムで推奨した銘柄で、契約開始日以降に推奨した銘柄については無料
  • それ以外は有料

という意味です。

これ以外にも、LINE公式を通じて投資助言営業マンにご質問頂いた場合、投資助言営業マンが回答できる範囲のものであれば(雑談とか、サイトの改善提案とか)、無料で回答できるものもございます。

まずは、サポート会員用メールアドレス support☆atmarket.kiwameinvestment.com(☆の部分を@へ変更して下さい) やLINE公式からお気軽にご質問ください。こちらで、有料・無料を振り分けさせて頂きます。

 

リサーチのコラム、DXなのかライトなのか

リサーチのコラム(DX)は30日間で4銘柄を推奨、(ライト)は1銘柄を推奨します。

(ライト)の1銘柄は(DX)の4銘柄の中から選ばれます。30日間で1銘柄を推奨するという、純粋に契約期間の観点からの選択になりますので、(ライト)のほうが会費が安いので(DX)よりも良くない銘柄、といったような区別は一切ありません。単純に契約期間内の推奨数の違いだけとなります。

ただ、(DX)は質問(サポート会員として)が、契約期間中の推奨銘柄については無料になるという特典がございます。

弊社はポートフォリオの年間収益の目標を+10%から+20%としています。
ここでは+15%を使い、(DX)会費(年間約63万円)あるいは(ライト)会費(年間約16万円)の3倍の利益(会費の2倍の手残り)が欲しいとすると、必要投資資金は約1270万円あるいは約320万円ということになります。

資金が少ない場合、例えば3か月程度契約して自分が気に入る推奨銘柄を選び、短期で儲かれば契約を延長し、そうでなければ解約して値上がりを待つといったやり方もあります。その方法ですと、必要投資資金は前述の1/4(320万円あるいは約80万円)となります。

ポートフォリオを組むことを重視するのであれば、まずDXを2~3か月やって10銘柄程度のポートフォリオを組み、その後はライトで月1銘柄ずつ足したり入れ替えたりという方法も考えられます。

ご自身の運用スタイルと資金量から、DXかライトのどちらかをまずは選択して頂ければと思います。

 

新規推奨銘柄と参考銘柄の違い

【新規推奨】

リサーチのコラムにて、“推奨”する銘柄紹介。主に会社訪問など独自の取材で得られた、精度の高い情報を厳選し、ファンダメンタルズ分析(メイン)を行って銘柄選定を行い、タイミングについてはテクニカル分析(サブ)を参考にした、精度の高い推奨。

【参考銘柄】

ポートフォリオマネージャーの呟きにて、こんな銘柄もあるから”参考“にして下さいという銘柄紹介。ファンダメンタルズの裏付けが取り切れておらず、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄をスピード重視で紹介しているので、あくまでも”参考“というレベルです。

 

その他

トレーディング

一般論ですが、買って、売って、買って、売ってを繰り返していますと、よっぽど集中して取引している上手な人以外は、だいたいわけが分からなくなって時間とお金を損するというパターンが多いです。手数料もばかにならず。ただこれも程度問題で、自分で自分のスタイルを見つけるしかないです。弊社では、あくまでも株式投資による資産運用は、資産形成の一分野に過ぎないと考えておりまして、本業に集中し、株式投資はある程度放っておいても儲かってるといったことを理想としております。プロになるとこなら高頻度のトレーディングをしてもいいと思いますが、そうでなければ、弊社の推奨で購入したら、しばらく見ずに放っておくというぐらいのスタンスでもよろしいかと思います。(とはいえ、大事なご自身の財産ですので、時々は見ておくべきだとは思いますけれども。)

弊社は株価分析において、ファンダメンタルズ分析が主、テクニカル分析(チャート)が従と考えていますので、チャートを見て上に向かうとか、下落トレンドに入るのかといった分析や助言はしておりません。一般論で言えば現状のチャートは、上げトレンドはまだ崩れていない、下落トレンドに入るかどうかは分からない、となりそうです。

トレンドは、例えばすごく大きく、もしくはすごく長く上げが続いた後、ファンダメンタルで致命的なニュースが出て今日下がったというときには、ここから下げトレンドに入るだろうとその日に言えることがある、といったぐらいのもので、ほとんどはトレンドが出来てからしばらく経ってから、つまり株価はもうある程度動いてから、「ああ下げトレンドになってるね」としか言えないものと弊社では認識しております。よく指数が直近高値から20%下落した後で、下げ相場(下げトレンド)入りしたねというコメントがちらほら聞かれるのはそのためです。

 

ニュースの扱い

大量保有報告について

なんらかのファンダメンタルズの変化があって大量保有者が売っている、あるいはアクティビストが売っている、のでなければ、こうした動向を弊社はあまり気にしていません。その売りはあったのでしょうが、買いがあったから商いが成立しているので、値動きが相当おかしくなければ、そうでしたかぐらいな感じです。過去のことでこれからさらに売るかどうかわからないということもあります。

 

弊社推奨と相場観

弊社の推奨は、リスクオフでもオンでもないニュートラルなマーケットにおいて、あるいは推奨時点のマーケットが続くものとして、この銘柄の理論的な株価はこの価格であるいうことをファンダメンタルズからひも解くものです。

ファンダメンタルズ分析を主として銘柄を選定し、その中からテクニカル分析を従として、リスクリターンの高そうなもの、上昇が早そうなものを選択、推奨していますが、特別なニュースがあるものを除き、いつ上がるのかということを予想してはいません。ファンダメンタルズにつきましては定量的な分析ができますが、短期的な上げ下げについては需給がメインですので分析ができないとの考え方からです。

弊社は、世界経済が壊れるなど、異常なリスクオフが起きる場合を除き、株価はいずれファンダメンタルズ分析による理論株価に収束するという前提に立った推奨行っています。(残念ながらその過程でファンダメンタルズに悪い変化があることもありますが)。現状では異常なリスクオフは想定しておらず、新型コロナ後の経済復活の過程にあると想定していることから、推奨銘柄についてはまず少し買い、下がったら買いのスタンスをお勧めしています。