質問
下落相場でも、ウェルスパスの推奨銘柄は上がりますか?
回答
個別銘柄が地合い(全体のマーケット)の影響を受けることは免れません。
理由を以下でご説明します。
弊社が推奨銘柄を出す際、必ず目標株価を提示します。
目標株価は基本的に、
(弊社が算定するその企業の来期もしくは再来期のEPS) × (その銘柄が属すセクターの銘柄推奨時の平均PER)
で算定します。
EPS(1株当たりの当期純利益) PER(株価収益率) |
例えば、今期のEPSが100円で来期の予想EPSが120円、その銘柄が属すセクターの銘柄推奨時の平均PERが15倍だったとすると、目標株価は、
120 × 15 = 1800円
となります。
その銘柄の現値が1300円だったなら、アップサイドは、
1800 ÷ 1300 × 100 -100 ≓ 38%
と計算されます。
ところが、マーケットの急変で、日経平均が1ヶ月間で30,000円から24,000円へ急落したとします。
すると、それに伴い、その銘柄が属すセクターの平均PERも下落すると考えるのが妥当です。
では、どの位下落するのか?ですが、日経平均が20%下落したなら、その銘柄が属すセクターの平均PERも20%程度下落したと考えていただいて問題ありません。
つまり、その銘柄が属すセクターの平均PERは
15 × (100 – 20) = 12倍
になっているということです。
であれば、目標株価は、「来期の予想EPS120円」と「その銘柄が属すセクターの平均PER12倍」を使い
120 × 12 = 1,440円
に下方修正されます。
従って、アップサイドも、38%から11%へ変更となります。
以上が地合の影響を受けるという意味となります。