どうしてそこまでずれるのかというぐらい、先週金曜日夜発表の米9月非農業部門雇用者数変化はコンセンサスから大きく上振れしまして、米景気の堅調さを確認し米金利が急上昇、ドル円が一気に146円台半ばから一時149円10銭台までの円安となるなどして、本日の日経平均+1.8%、TOPIX+1.7%と大幅高となりました。
日銀の追加利上げ観測の高まりから、銀行業指数+3.9%、保険業指数+3.6%、証券・商品先物取引業指数+3.5%と金融株が大きく上昇し、ファーストリテイリング+2.5%、アドバンテスト+3.1%、リクルート+5.4%(米人材市場関連)、コナミ+8.2%(サウジ系ファンドがゲーム会社株を買い増し検討)が日経平均を引っ張りました。
売上高・出荷速報があったディスコが-6.3%、決算発表があった安川電機が-0.6%と冴えませんでした。円安デメリット株であるニトリも-2.3%と下げました。
マクロや政治で指数が簡単に大きく動きますし、個別株の強いテーマもあまりない状況ですので、引き続き個別銘柄よりは指数でのプレーの方がやりやすそうです。今日も、石破首相や加藤財務相の発言で、指数もそうですが個別銘柄がより不規則に動く場面が見られました。
日経平均は39,500円越えではさすがに売り圧力が目立ち、指数が大引けで100円下がるなど年金系からかと思われる売りプログラムもありました。何かまた材料が出なければ、需給面では4万円越えはすぐには難しそうです。引け後に米系証券のストラテジストが日本株の投資判断をアンダーウェートに下げたのも少し気になります。中東情勢は方向としてはまだ悪くなる方向です。
一旦落ち着いてから、再度上へのチャレンジとみています。
グロース250指数は+0.4%と、中小型株は大型株の上昇についていけませんでした。いつものパターンです。明日以降に期待となります。
スキマバイトで不正横行(人材仲介アプリの運営企業が金銭をだまし取られる被害)のニュースもあり、タイミーは-5.6%と大きく下げました。
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