日本にあまりネタがなくいつも以上に米株次第な動きですが、次期米財務長官に財政規律重視派の人物が指名されるという見方から、米金利安、円高となりました。

”悪い円安”懸念が和らぎ、米景気活動活発化期待を好感して日本株は続伸し、日経平均+1.3%、TOPIX+0.7%となりました。

日経平均は一時39,000円を回復しましたが、今日もいつもの日本時間での弱さが見られ、引けで39,000円はなりませんでした。

売り圧力はまだそれなりにありますが、今週、来週の支払いされる配当の再投資買い圧力に期待がかかるところです。

 

久しぶりの金利安方向で半導体関連株がレーザーテック+2.3%、ソフトバンクG+3.4%と強く、それに対し今日はトランプトレードの巻き返しの動きもあり、フジクラ-1.9%、IHI-2.5%など先行して上げていたものには下げるものがありました。

超大型株のなかでは、リクルート+4.4%が目立ちました。

ヘッジファンドの大口保有が報じられた京成+13.8%、京急+11.1%が大幅高となり、他のアクティビスト関連銘柄も値上がりするものが多くありました。

 

グロース250指数は+0.5%と反発しました。

今日は大型株主導のマーケットでしたので、上げ幅がやや見劣りしましたが、先週からの良ファンダメンタルズ銘柄の買いはひっそり続いている感じで、悪くはありませんでした。

中小型株のいい環境はまだ続いており、明日以降に期待がもてる展開でした。

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]