米株がリスクオフ気味に下げていましたので、今日の日本株も弱い展開でまあ今日はこんなもんかと思っていましたところ、植田日銀総裁が衆院予算委員会にて、金利が急激に上昇する際には「機動的な国債買い入れの増額等実施する」と発言しまして、金利低下、円安、株高となり、日経平均+0.3%、TOPIX+0.1%と反発して引けました。

ただ、東証プライム市場で値上がり銘柄比率は33%にとどまり、一部の銘柄だけで上げている感じで、盛り上がりには欠けました。

それでも日経平均が38,500円をちゃんとキープしての3連休はとりあえず良かったです。

 

今日の主役はディー・エヌ・エー+13.9%。売買代金1位で大幅高は、国内証券での「買い」レーティングを受けたものですが、決算発表で上げていたところから、更なる上げとなりました。

テスラが出資するプランを日本勢策定との報道があった日産が+9.5%でした。

IHI-3.8%、川崎重工-2.3%、三菱重工-2.7%など、防衛関連銘柄は下げました。

金利低下を受けて銀行株も弱かったです。

 

円安なったら中小型株はお休みと昨日から警戒していた通り、今日はグロース250指数-0.5%と中小型株は弱い日となりました。

3連休前ということで、リスクを減らす売りも出ていたようですね。

 

そうした売られ方ですと、カバー-5.1%、タイミー-2.0%といった主力のところや、上げていた銘柄に利食い、あるいは下げていた銘柄をさらにカットする売りなど、全般的な売りになってしまいますね。

 

一方で、ドローン関連銘柄TerraDrone+15.5%、Liberaware+4.1%などは強く、下げ止まっていたトライアルが今日も上げて+4.9%、大きく下げたが今日から反発かnote+19.2%など、値動きのいいものは今日もまた強かったです。

直近IPO系の技術承継機構+9.2%もありましたが、今日IPOのブッキングリゾートが売り出し価格比+25%で寄った後ストップ高というのが、値動き激しい系銘柄のいい雰囲気を作っていました。

 

残念ながら良ファンダメンタルズ銘柄への資金の流れといった動きは本日はあまり見られませんでしたが、3連休後、落ち着いたマーケットとなればそうした動きが徐々に出てくると思います。待ちです。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]