日米金利低下を受け日本株は反発し、日経平均+0.5%、TOPIX+0.7%と上げました。

 

何がどうということもなく、今週ずっと下げ基調だったので、少しリバウンドしただけという感じでした。

ただ、不穏な金利上昇がずっと株価の軟調を生んでいましたので、更に金利が低下するようであれば、株価はまた反転に向かえます。

材料があまりない中ですので、全体感としては金利次第となっています。

 

日本政府による防衛装備品の輸出拡大方針や、トランプ米大統領による新規原子炉認可規制緩和のニュースを受け、防衛、原子力関連銘柄が買われました。三菱重工+5.4%は売買代金1位で強かったですし、久しぶりに日本製鋼+10.0%が大幅高でした。

フジクラ+4.9%、古河電工+4.5%、住友電工+4.8%と電線株も大きく上昇しました。

 

グロース250指数は-0.2%と下げ、中小型株は今日は冴えませんでした。売買代金も大きく減少しました。

 

昨日感じた手詰まり感が合っていたというか、週末前の利食い売りなどで売りが売りを呼んだというかという感じです。

昨晩のPTSで大幅上昇・下落の派手な動きをしていたメタプラネット-24.7%に引きずられ、リミックスポイント-21.4%。フィスコ-29.9%と暗号資産関連銘柄が大幅安でした。

トヨコー-18.2%、Liberaware-15.0%、レナサイエンス-7.7%、ZenmuTech-15.5%など、最近物色対象となって大きく上げていた銘柄が大きく下落しました。

 

その他の主力、良ファンダメンタルズ銘柄も連れ安しましたが、それでもカバー+3.6%、HENNGE+9.9%、プレイド+4.6%などもあり、総売りという感じではありませんでした。

今日のところはまあしょうがないとして、来週仕切り直しに期待しましょう。

 

今週もお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]