引き続き(それほど高くならなそうな)米関税率や発動猶予を好感し、また日銀の利上げが遅れるという見方が増えたことでの円安もありまして、日経平均+0.3%、TOPIX+0.4%と続伸しました。
売買代金は増えず盛り上がりはありませんでしたが、東証プライム市場の値上がり/値下がり銘柄比率は77%/19%となっていまして、全体的に買われていた感じはポジティブではありました。
日経平均が4万円を超える超えないでの足踏みはまだ続きそうです。
時価総額の大きい銘柄の動きはまちまちでしたが、サンリオ+2.5%と売買代金2位で上昇しており、困ったときのキティちゃん頼み感がなんとなく面白かったです。
グロース250指数は+1.2%とそこそこ上げ、今日も中小型株は元気でした。
東証グロース市場の売買代金上位がフルッタフルッタ+16.2%、Liberaware+10.8%、データセクション+17.5%、レナサイエンス+9.3%、東証スタンダード市場では売買代金3~8位に北浜キャピタル+3.0%、リミックスポイント+3.9%、リベルタ+17.7%、イクヨ+20.6%、大黒屋+12.1%、エス・サイエンス+7.4%となっていまして、大きく上げている銘柄が多いのはいいのですが、主力ではない銘柄群であり、少し心配な部分もありました。
ですがこれは、何回か申し上げてきましたが、徐々に良ファンダメンタルズ銘柄へ買いが広がっていきながら、中小型株全体が盛り上がっていく展開になると考えています。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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