EUとメキシコに30%の米関税と報じられ小安く始まりましたが、いつものごとくTACOだろうと買い直されて一時は日経平均もTOPIXもプラス圏での取引となり、その後は不透明感が嫌気されて若干売られ、日経平均-0.3%、TOPIX-0.0%と、ほぼ変わらずだがマイナスでの引けとなりました。

 

米関税も気になりますが、自民党参院選苦戦からの財政拡張懸念で円長期金利が今日は急上昇し、債券安(金利高)、円安、株安のトリプル安になっているのも気になります。

いまのところは参院選の結果をみるまではということで小幅な動きになっていますが、実際に自民党が大敗となれば日本株も一旦大きく下を覚悟しなければならないかもですね。まあ、下がったら買えばいいというスタンスは変わらないので、下げての買い場待ちというところでもあります。

 

とりあえず今週は無理をするところでもなく、下方向警戒でややリスクを小さめにしながら参院選を待つことになりそうです。

 

グロース250指数は-0.1%と、こちらもほぼ変わらずマイナスとなり、中小型株の個別はまちまちな動きとなりました。

 

主力株も値動き激しい系銘柄も上げるもの、下げるものばらついた動きになっていましたが、ビットコインが史上初の12万ドル超えとなっている割にはメタプラネットが-0.4%となったあたりが、なんとなく相場の雰囲気を悪くしていました。

 

決算の数字は良さそうに見えるQPS研究所が大幅高してから-0.1%で引けたり、見栄えの悪い決算だったIGポートが-21.4%だったりも盛り下げに一役買ってしまっていましたが、こうした銘柄が落ち着きを取り戻してまた上昇するにつれ、相場全体も上昇していく流れになっていくとみています。

 

大型株同様、中小型株も今週は無理せずです。(良ファンダメンタルズ銘柄で読みやすい動きで上がるものもありますので、勝負できる悪くない週ではあります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]