米株が堅調なので上に行きたいけれども、参院選が気になって積極的に買えずのフラフラが今日も続き、上げるも下げるも多少の売り買いバランスでたまたまといった感じですが、ともかく今日の日本株は日経平均-0.2%、TOPIX-0.2%と反落となりました。

 

日経平均は-82円でしたが、アドバンテストの下げ寄与度‐140円がなければプラスだな、でもソフトバンクの上げ寄与度+108円もあるしやっぱりマイナスかな、という感じであり、指数の上下の動きで何かを示唆するという感じではありませんでした。

ただ、指数が-0.2%の割には、東証プライム市場の上げ銘柄数/下げ銘柄数比率が33%/63%と下げ銘柄数が非常に多く、リスクオフでなんとなく全般売られちゃってるなあというところで、元気がないマーケットでしたね。

 

決算の数字が悪かったディスコが売買代金1位で-8.8%と大きく下げました。

ソフトバンクG+5.0%、良品計画+2.6%、日立+2.5%などの大型優良株で上げるものも目立ちました。

千代田区が不動産協会にマンションの取引制限を要請と伝えられ、不動産が売られセクター指数が-1.6%とセクターのワーストパフォーマーでした。

 

グロース250指数は-1.3%と、せっかく昨日反発した中小型株は売られました。

 

売買代金上位で、主力かつ材料株系のデータセクションが-10.9%だったり、QPS研究所-3.8%と下がったり、主力も材料株系もテーマ株も大きく下げた感じで、指数の下げ率(%)以上に個別銘柄は下げた印象の苦しいマーケットでした。

 

自民党大敗からの財政悪化、消費税減税懸念で利回りが上昇していることされ、参院選後のトリプル安が心配されていますが、実態としては債券市場の状況はそれほど悪くないという声も今日は聞こえてきまして、与党過半数割れでも大敗しなければOKぐらいの雰囲気にはなっています。

選挙は水ものですのでどうなるかはわかりませんが、ともかく結果を待ちましょう。

 

今週もお疲れ様でした。

選挙と3連休をお楽しみください。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]