米雇用統計が悪い数字で米金利が下がり、ですが景気悪化懸念の方が強く出て先週金曜日の米株は下げていましたが、石破首相辞任のニュースで日本株は上昇し、日経平均+1.5%、TOPIX+1.1%と続伸、TOPIXは最高値を更新しました。

 

自民党総裁選あるならと先週金曜日に想定していた通り、円安、金利上昇(超長期)と、不透明感払拭や財政出動期待での日本株上昇となりました。

10時くらいまで勢いよく上昇した後は伸び悩み、東証プライム市場の売買代金の4.5兆円程度とそれなりで、ショートカバー主導での上げだけっぽい雰囲気もありましたが、こうした上げ方をすると長期の投資家も追随して買わなければなりませんので、今日の夜に米株が反発するようなら、短期的には日本株は上方向の可能性が高そうです。

 

助川電機(核融合関連株)+12.9%にみられるように、先週金曜日にははっきりスタートしていた高市さん相場は今日も続き、三菱重工+3.3%といった防衛関連株、FFRI+6.7%といったサイバーセキュリティ関連株、フィックスたー+4.3%といった量子コンピューター関連株が買われました。

高市さんは利上げ反対派ということで、不動産株が上昇し、一方で銀行株は上げが抑えられました。

政治の世界は一瞬先は闇ですし、総裁選もまだ先ですから、高市さん相場にここからのるのはリスクリターンは悪そうです。

 

グロース250指数は+1.0%と上昇し、大型株指数の上げにはやや見劣りましたが、売買代金上位にLiberaware+7.6%、FFRI+6.7%、アクセルスペース+1.1%、アストロスケール+1.8%など主力っぽい銘柄が入っておりまして、ファンダメタルズプレーヤーにとって、先週金曜日よりもさらにやりやすいマーケットになりました。

リサーチのコラム推奨銘柄のパフォーマンスも良かったですね。

 

ドル円が148円台より上に急伸しない限りは、中小型株で勝負できるマーケットが続きそうです。

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]