主要指数が史上最高値を更新する米株の流れを受け、日経平均+0.3%、TOPIX+0.2%と続伸しました。

 

先週の米CPIや雇用統計は米利下げの流れを止めるものではなく、引き続き米半導体関連株が強さをキープしていますので、日本株もディスコ+8.2%(今日の売買代金第1位)やキオクシア+6.0%など、ハイテク株主導での株価上昇が続いています。

45,000円を超えを引け値(44,902円)ではキープできないあたり、高所恐怖症になっているところもありますが、市場がクラッシュするような要因もとりあえずなく、チキンレース的にロングでついていくしかないマーケットになっていますね。

小泉進次郎氏が加藤勝信氏の支援を受け総裁選に出馬の意向との報道を受け、為替市場では147円前半への円高となりましたが、今日のところは株式市場は、例えば個別銘柄でいうと助川電機+10.7%などに見られるようにまだ高市氏相場が続いた感じで、円安ポジティブの自動車株が強く、利上げが遅れるネガティブの銀行株が弱いという展開でした。明日以降に少し反転の動きとなるかもしれません。

 

主要銘柄以外ではサンリオ-5.4%が目を引きました。ポップマート(人気キャラクター「ラブブ」で知られる中国の玩具メーカー」の株が今月大きく下がっていますので、あおりを受けているようです。

ですが、キティちゃんに代表されるサンリオのキャラクター群は、ラブブのようなぽっと出のキャラとは違う大きな価値を持ちますので、サンリオの株価がまだ下がればそこは買いチャンスと見ています。

 

グロース250指数は+0.5%と、中小型株も今日は上昇しました。

 

大型株指数の上昇率を上回っていますが、GENDA+19.7%とデータセクション+21.4%の上げ寄与度が80%以上、対してデジタルグリッド-21.1%、タイミー-5.7%の下げ寄与度が-60%近くあって、一部の銘柄の値動きで作られた指数の動き感があり、全般がすっきり上昇した感はあまりありませんでした。悪くはなかったですけどね。

中小型株も、なんであれロングでどこまで粘れるかのマーケットですので、あまり考え過ぎずロングしている銘柄をキープしてマーケットは傍観しておく、そんなマーケットになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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インデックス(リバランス)分析のコラム

収益機会として日経平均のリバランスを利用したトレードははあまりにも有名ですが、TOPIXについても収益のチャンスは大きいといえます。また違った切り口でのインデックス投資のニーズが機関投資家から年々増すとともに、MSCI(サブシリーズ含む)、FTSEはその残高を増やし、そして新たに生まれたスマートベータインデックスも重要度が増しています。このコラムではそうしたインデックス(主にリバランス)についての分析、そしてそれを投資に生かす提案を行います。

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