ソフトバンクG決算の全体相場への影響が注目されていましたが、今日の日本株は日経平均+0.4%、TOPIX+1.1%としっかりした展開でした。

 

昨夜のPTSで大きく上まで買われていたソフトバンクGは、寄り付きから売り気配となるまさかのスタートとなり、一時10%安まで売られました。

出尽くしとはいえそこまで売られることはないだろうというレベル、あるいはザラ場で10%下がったらそこからは上昇するというパターン、ソフトバンクGやアドバンテストの下げで弱かった日経平均に対して寄付きから強いTOPIX、円安、等々ありまして、-1%程度まで戻し、少し下げて-3.5%で引けました。

 

ソフトバンクGの決算というイベントを通過し、待機していた資金がソフトバンクG以外の銘柄に移動した感じの相場でした。

特に前場はバリュー株や中小型株が積極的に買われており、TOPIXの上げ幅は小さいながらも全体高といった感じで、非常にいい雰囲気でした。

 

東証プライム市場の売買代金も7兆円と昨日より増加しており、まだ決算発表がピークを迎える金曜日までは油断できないながらも、年末ラリーに入る準備が整いつつあるようです。

米政府再開のポジティブと、なので出てくる多分悪い数字であろう米統計指標のネガティブという不安を抱えつつも、エヌビディアの決算(日本時間20日朝)までは半導体関連銘柄はおとなしくなりながら、バリュー株主導で全体が上昇していく。そんな相場をイメージしています。

 

グロース250指数は+2.5%と久しぶりの大きな上昇でした。

前述の通り中小型株に資金が回ってきており、MTG+19.1%、タスキH+14.8%、エクサウィザーズ+15.6%といった決算銘柄の商いを伴った大きな上げに助けられながら、トライアル+3.1%、サンバイオ+3.7%、タイミー+3.7%と主力も強く、安心してみていられる相場でしたね。

助川電気+15.1%、BitcoinJapan+19.4%というのも目を引きました。

 

ちょっと油断すると大型株、半導体関連銘柄だけの相場に戻りがちなマーケットではありますが、東証グロース市場の売買代金も回復してきておりまし、グロース250指数は一目均衡表の基準値、25日移動平均を今日超えました。

さらなる上昇に期待が高まるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]