場中の動きは激しかったですが、引けとしては日経平均-0.3%、TOPIX-0.2%の小幅続落となりました。

 

オーバーナイトの先物も小高く東京時間の寄り付きもしっかり目(48,822円、昨日の引け48,702円)でしたので、リスクオフ売りは昨日で終わったかと思わせてからの急落(48,235円)、しかし9時半から急回復して49,000円超え(49,087円)、からの後場はまた売られてマイナス引け(48,537円)と、動きが忙しい日でした。

 

特に9時半までの下げは、昨日と同様にグロース株が大きく売られる展開で、個別銘柄での下げは指数の2~3倍以上の体感がありましたが、引けにかけて落ち着いていき、下げたままのものもありますが大きくリバウンドを見せたものも多く、それほど悪くはないなといった感触でした。まあ昨日がつらすぎて感覚が麻痺しているだけかもしれませんが。。。

 

ともかく明日朝(日本時間)の米エヌビディア決算と、明日夜(同)の米雇用統計待ちとなります。

 

米エヌビディアの業績がいいのはある程度分かっているわけで、数字ではなく内容次第での日本半導体関連銘柄の動き、からの全体の動きとなります。

生半可ないい数字では買い材料にはならず、まずは出尽くしで売られる可能性も高そうですが、そうしたイベントを最初に受け止めて日本株が大きく下げても、その夜の米株は少し下げるだけ、あるいは上げまである、といったパターンも多いです。

関連銘柄は今日までに結構大きく下げていますので、明日さらに大きく下げるようであれば、トレーディング的に買いから入るとリスクリターン良さそうですね。

但し、中途半端な下げ幅での買いは厳禁なのと、確定的に下げ相場に入りそうならすぐ投げるといったことは忘れずに。

上げて始まるようであれば、それはまあ買いでついていくも、ほっといて含み損が減るのを見ているもご自由にといった感じです。

 

グロース250指数は-0.8%と、今日も中小型株は下げました。

 

東証グロース市場の売買代金が昨日比で大きく減っており、リスクオフで売られたというよりは、買いがないなかでポジション減らしの売りで少し下げた、ぐらいの印象でした。良くも悪くも中小型株が注目されていなかった感じで。

 

主力株はSynspective+2.8%、GENDA+2.9%の上げくらいしか目立ちませんでしたが、データセクション+4.5%、フルッタフルッタ+5.0%と材料株系の戻しがあり、少し中小型株の元気が戻りそうなところもありました。

 

Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は-8.0%でしたがメタプラネットは+10.9%と反発し、ビットコイン下げやら暗号資産トレジャリー企業への規制強化やらの織り込みが、まだ分かりませんが終わりそうなのも、中小型株にはポジティブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]