日経平均は-0.3%の66,016円、TOPIXは+0.2%の4,067ptで午後にプラス転換。今日も日経に対しTOPIX優位という構図ですね。
ベッセント米財務長官の国債買い戻し増額も効果は続かず、米金利が上昇。日本の長期金利も2.875%まで上がり、株式は上値の重い一日でした。
業種では海運+4.9%、鉱業+2.2%、石油・石炭+2.1%とコモディティ系が強く、金利上昇メリットの銀行・保険・卸売も買われました。逆に医薬品-1.5%、精密-1.0%、小売-0.9%。
大型の上げは海運。米国の対イラン経済制裁方針でコンテナ船市況高の思惑が広がり、7連騰で新高値をつけた川崎汽船+7.3%を筆頭に、商船三井+4.6%、日本郵船+4.5%。ディフェンシブのNTT+2.9%。住友化学は外資系証券の目標株価引き上げが伝わり+7.2%と大きく買われています。
下げたのは、ウォルマート決算で米消費の減速が意識されたファーストリテイリング-3.6%。あとはIHI-3.4%、三菱重工-3.0%と防衛・重工が売られ、ソフトバンクグループ-2.5%。
半導体製造装置は寄りこそ下げましたが、東京エレクトロン+0.5%、アドバンテスト+1.5%、ディスコ+1.7%、KOKUSAI ELECTRIC+2.5%と引けにかけしっかり。メモリのキオクシアも+2.6%。
一方で電子部品・電線は太陽誘電-3.4%、村田製作所-1.6%、フジクラ-1.1%と弱く、同じハイテクでも装置とは物色が分かれました。
さて中小型ですが、グロース250は-1.1%の768pt。ただこれは今週すでに上げていた分の利食いという性格が強く、週間では+1.4%と、日経の-3.9%に対してむしろ大きく勝っています。値上がり比率も40%とプライムの57%に見劣りし、今日に限れば大型に対して冴えない一日でした。
グロースの主力どころは総じて重く、QPSホールディングス-2.9%、カバー-2.5%、トライアルホールディングス-2.1%、フリー-1.9%。もっともフリーは前日+11.3%、トライアルも+5.7%と大きく上げた後で、素直に利食いが出た形ですね。指数の重さはこのゾーンが効いています。
他に下げたものとしては、Kudan-12.6%は大株主の保有比率が5%を割ったとの報告が出て前日の上げを帳消しに。オンコリスバイオファーマ-9.1%は治療製品の販売開始による材料出尽くし、GENDA-6.7%とジャパンエンジンコーポレーション-4.8%は、それぞれ前日+9.3%、+4.1%と急伸した後の反動でした。
反面、値動きの軽い材料株系は元気で、決算説明会動画の公開後に見直し買いが続くデータセクション+6.7%、技術承継機構+4.4%。ストップ高もHUMAN MADE+22.0%と出ています。
そして今週の主役はやはり仮想通貨関連。ビットコインが今週だけで2割超上昇しており、メタプラネット+20.9%、TORICO+35.0%と、いわゆるトレジャリー企業が連日の大幅高になりました。
日経平均は昨夜、先物が一時64,890円まで売られて65,000円を割り込みました。いわゆる「こつんときた」感があり、短期的にはリバウンドがあるとみています。
今日の装置株の切り返しもそうですし、引け後の先物が66,200円台と現物の引けを上回って戻していることも、それを予感させる値動きですね。
来週にかけてベッセント長官の「二の矢」が出てくるか。ここが目先の焦点でしょう。
今週もお疲れさまでした。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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