今日の日経平均は11円安の69,030円とほぼ横ばいながら小幅に3日続落、TOPIXは+0.3%の4,104ポイントと3営業日ぶりに反発しました。

 

OpenAIの年換算売上高が一部の推計を下回ったと報じられ、昨夜の米SOX指数も-3.4%と大きく下げていたことから、朝方は半導体関連を中心に売りが先行しました。

日経平均は一時68,150円と900円近く下げる場面もありましたが、その後、OpenAIが年末までに年換算売上高700億ドル以上を見込んでいると伝わり、売りは一巡です。

朝方に10月限のSQを通過して需給がすっきりしたこともあって、引き続き日本株の好需給が効き、半導体関連も全体も引けにかけて戻していきました。

 

アドバンテスト+1.7%、東京エレクトロン+2.1%は午後に上げ幅を広げ、レーザーテックは+4.2%の高値引け、業績・配当予想を上方修正したローツェは+15.8%のストップ高引けと、半導体関連の多くは上昇しています。

 

一方で、渦中のソフトバンクグループが-3.9%、信用買い残高を嫌気するコメントが増えてきたキオクシアが-2.2%と下げました。

MLCCの村田製作所-3.6%、TDK-2.5%、電線3社の住友電気工業-1.6%、フジクラ-1.8%、古河電気工業-2.9%、イビデン-2.5%、そして決算を受けたファーストリテイリングも-4.0%と弱く、主力が下げてそれ以外の多くが上げたという印象です。

また、もう一つの主力である銀行株も、長期金利が3.010%(一時3.005%)まで低下する中で、銀行業は-1.5%と33業種で最下位でした。

 

東証プライム市場の値上がり銘柄比率は77%もありましたが、儲かった方、損した方がはっきり分かれるような、ちょっと変な、つらいマーケットでしたね。

 

ただ今晩の米株市場で何事もなかったようにハイテク株が戻れば、3連休明けの来週の日本株は、半導体関連も銀行株も上げのスッキリ全面高になれると考えています。

 

中小型株は、グロース250指数が+1.5%の806ポイントと大型株指数よりも上昇し、昨日の下げからのリバウンドを見せました。

ただ、一昨日の813ポイントまでは戻せていません。

 

いったん売られた感じもあったネットセキュリティ関連は、安く始まってから戻す銘柄が多く、踏ん張りましたね。

サイバートラストが+23.6%のストップ高引け、サイバーセキュリティクラウドも寄り付きの-2.1%から+10.1%まで戻し、セキュアヴェイルも+9.0%です。

ただZenmuTech-16.4%、FFRIセキュリティ-6.0%、カウリス-4.2%と下げる銘柄もあり、明暗は分かれました。

 

グロースの主力ではQDレーザ+4.0%、アストロスケール+5.2%、フリー+4.2%が買われました。

直近IPO銘柄では、レイヤードが+20.1%のストップ高引け、ビーエイブルも+12.4%と大きく上昇しています。

 

テーマとしては、半導体関連のほかに、造船、リサイクル、宇宙、ドローン、スーパーコンピューター、ソフトウェア、自動運転(ティアフォーは-6.5%と反落)、フィジカルAI、バイオ、インバウンドなどが物色されていました。

造船の名村造船所+4.5%、スーパーコンピューターのHPCシステムズ+8.7%、バイオのサンバイオ+17.3%(ストップ高引け)といったところですね。

 

ただ、東証スタンダード市場、グロース市場の値上がり銘柄比率は54%、59%にとどまり、全面高という感じではありませんでした。

それでも、個人投資家が買い持ちしているような銘柄がしっかり上がっていますので、大型株よりも中小型株の方がプレーしやすい環境は続いているようです。

 

3連休後の来週に期待しましょう。

今週もお疲れさまでした。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]