WTI原油先物(5月限)が昨日東京時間から下がり始め、NY時間ではなんと史上初のマイナス値、しかも-40.32ドルまで。本日は何とかプラス圏まで戻していましたが、今(20:42)時点でまたマイナス3.5ドルとなっています。

なんとか20ドルを保っていた6月限も本日夕方11.79ドルまで売られ、現在16.23ドル。

限月交代で5月限を売らなければいけないフローもあったでしょうが、なにしろもう原油の現物を貯蔵する場所が物理的に限界だということで、どんなに安くても買えないというのは、現物受け渡しがある市場特有の面白さですね。

 

3月に株、債券、為替、コモディティー、不動産(REIT)の全てが荒れていたときには、WTI原油先物(5月限)が40ドル台から20ドル台まで下がってくる局面で、CLO市場崩壊によるリーマンショック再来が心配され、全ての動き(主に急落)に拍車がかかっていたのですが、今回はマイナス圏まで売られてもそれほどそういった声が上がってこないのは不思議です。まあ金融市場で十分な流動性供給も発表されているし、原油需要が急減してるのも元から分かっている話なので、いずれ生産調整が始まり正常化するだろうとタカをくくっていることと、何しろコロナ後を見据えた買い需要が引き続き原油以外のマーケットを支えています。

 

日本株を含むグローバルの株式市場では、急落の時の売買高に比べそこからの急騰局面では売買高が膨らまず、多くのプロ投資家にとっては波に乗れず全然嬉しくないリバウンドでした。それもさすがに一服しましたが、乗り遅れたプロ投資家はここから下がるところではある程度買わねばならず、需給面ではしばらくはサポート材料になりそうです。(ただそれも、何かのきっかけで一瞬でも急落をみせると、途端に買いが引っ込むので要注意ですが。。。)

 

そうはいいつつ、私は久しぶりに

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ポートフォリオマネージャーのコラム

ヘッジファンドのファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を再び日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断をし、デルタ(リスク)のコントロールとともに、どの個別株で勝負すべきかの投資判断をお知らせするコラムです。

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