金曜日の日本株は、米金利上昇によってグロース(もしくは中小型株)売りのバリュー(もしくは大型株)買い傾向が元々あったところに、安倍首相辞任のニュースで一気にリスクオフとなり、東証マザーズ指数にみられるように一気に中小型株が売られる展開となりました。

 

しかし当然グローバルの過剰流動性相場による株価上昇傾向は変わらず、金曜日の米株は引き続き堅調でした。

 

日本株は、動きの大きさはともかく傾向としては引き続き主体性なく米株に追随でしょうし、今までもそうですがコロナ危機にあっては特に誰が新首相になってもいきなり独自性をもった政策は打てないでしょうから、当面は政策的には安倍政権を継続せざるを得ず、そうであれば日本株の底堅さは変わらないと思います。

 

急激な円高と海外投資家動向には注意しつつ、とりあえず下がったところは全体的には買いでいいと思います。ただ中小型株、特にバリュエーションの高いものは、引き続き米金利動向(継続して上昇していくか)にも注意が必要です。

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