マーケットというか日経平均というか、変わらず強いですね。

今日はさすがの日経平均もマイナスでしたが-0.6%と、最近の急激な上げの後では誤差の範囲ぐらいでした。むしろ下がってもちゃんと戻ってくるという、このレベルでもまだまだ買いニーズは衰えないのだなということが確認でき、底堅さは変わりません。

 

一方で東証マザーズ指数は-2%と冴えませんでした。ただまあ-26ポイントのうち、メルカリで―11ポイント、フリーで-7ポイント、マネーフォワードで-3ポイントですから、それを除けばまあちょい安とも言えますね。

米長期金利がとうとう1.2%を明確に突破し、昨夜から1.3%越えとなっています。低金利(と流動性)を当て込んだ株の買いが引っ込んで急落するかも、特にグロース株が売られるかも、という心配は、今のところは杞憂に終わっています。ただ、本家アメリカよりも今日は日本市場で、指数の動き以上の一部グロース株の下げが散見されました。昨年12月上場銘柄であるプレイド、ヤプリ辺りは理由もなく大きく下げていました。

 

VNKYなどボラティリティ指数も幅は大きくありませんが、ジンワリ上昇してきています。あるいは日中の日経平均先物の動きを見ていますと、例えば昨日は30715円まで買われた後に、急に30295円まで売られ、その後戻して現物が30467.75円で引けた後に先物は30610円まで買われるような妙な動きがありました。本日もごく短時間で100円とか200円動くようなこともあり、何かちょっと気持ち悪い感じがありましたね。

 

ファンダメンタル、テクニカル両面で割高感がある中を、需給の良さで上げているマーケットです。米長期金利が上がることで何かがトリガーされ、ボラティリティが上昇することでCTAの売りが出てくるようなことがあるのか、そこを警戒して見ています。

 

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リサーチのコラム(ライト)

中小型株を中心に、主に会社訪問など独自の取材で得られた、精度の高い情報を厳選してお知らせするコラムです。情報誌などにありがちな、とにかく多くの銘柄を書いておけば何かは当たるだろうというスタンスではなく、値千金の情報が得られた時だけアップデート致しますので、毎日ご提供というわけにはいかないのはご容赦ください。ファンダメンタル情報の鮮度には絶対の自信を持っておりますが、マーケット全体の動向や個別の需給による実際の売り買いのタイミングについてはご自分で判断頂きますので、株式投資中級者以上の方々向けの内容となりますのでご注意下さい。 個別銘柄の推奨数:原則として30日間に1銘柄