昨夜の米6月CPIは驚きの+9.1%(前年比、コンセンサスは+8.8%)でした。
米株の反応は興味深いもので、寄り付きは弱く始まりましたが、引けにかけて戻す展開でした。今月末(26-27日)のFOMCでの利上げ幅は0.75%ポイント以上というのを急速に織り込み、そしてもし1%だったら短期ネガティブだけど、9月の利上げ幅が小さめになるのであれば、利上げ幅最悪期?は一旦終了しそうという、楽観的なビューでしたね。そうはいっても凄い利上げ幅ですから、主要指数はプラスまでは戻せませんでしたが。
それを受けて日本株も弱くスタートでしたが、やはりここでも少し楽観的なビューが増え始めたことと、良くも悪くも止まらない円安(引け後ですが一時139円台)を受けて、日経平均主導で上昇した感じでした。イベント前のアンワインドで弱かった”いい”中小型株も、今日はちゃんと買われ直しまして、指数以上にいい雰囲気だった思います。
FOMCだけでなく、米CPIも今は大きなイベントで、そうしたイベントの後は、落ち着くのに2-3日かかります。今日の夜の米株を見て、ある程度の判断は出来そうですが、明日は金曜日で日本は3連休前。別に焦る必要もないので、来週火曜日からの勝負でいいのだと思います。ただ、明日先物が上に走り始めたら、そのまま上に行かれても嫌なので、個別というよりは指数を少しロングして週末を越そうかとは思いますね。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- 【参考銘柄】半導体関連銘柄 - 2024年7月26日
- マーケット一言:日経平均8日連続安、半導体と自動車弱い、グロース250指数強い - 2024年7月26日
- マーケット一言:米半導体株安、円高で日本株は大幅続落、日経平均38,000円割れでどうするか - 2024年7月25日
- マーケット一言:いいところなく全面安だが下げ幅は小さい、中小型株弱い、円高進行 - 2024年7月24日
- マーケット一言:半導体関連銘柄失速により、ほぼ変わらずだが日経平均マイナス、金融株と海運株強い、中小型株反発だが小幅 - 2024年7月23日