日銀金融政策決定会合の結果がお昼に発表されましたが、現状維持(マイナス金利、10年物国債の誘導目標0%、許容変動幅0.5%)となりまして、朝方は0.5%を突破していた10年債金利は一時0.36%まで下げ、ドル円は一時131.5円突破の円安となり、日経平均先物(SGX)も一時27,005円と27,000円越えとなりました。その後はどれも落ち着きを取り戻し、日経平均(現物)は26,791.12円(+2.5%)で引けることなりました。TOPIXは銀行の下げもありまして、+1.7%に留まりました。

 

先月は突然の政策変更がありましたので、今回も何かしらあると見込んだポジションがそこそこ溜まっていたため、日経平均はショートカバー中心の買いで、大幅高となりました。

しかし、今回の決定は”現状維持”でしかありません。今月の日銀による国債買い入れは過去最高ペースとなっており、まあ日銀なのでやろうと思えばなんでもできるとはいうものの、尋常じゃないペースを継続する(ことを正当化する)ことは不可能に思われます。今回の会合で何かを変更してしまうと、また投機筋に足元を見られて、変更して上がった金利でも同じことを繰り返してさらに金利を上げざるを得なくなるという悪循環が出来てしまうでしょうから、今回は意地でも変更できなかったということも大きいと思います。

どちらかというと大きな変更があって、株がガツっと下に行ってくれた方が安心して買えるという展開もあり得たのですが、これでまたしばらくは金利を見てびくびくしながら買いのチャンスを探ることになり、株の難易度は増した感じですね。

 

ですが、金利もドル円もここら辺で落ち着いてくれれば、中小型株は売られこんでいる分だけチャンスが大きいという、弊社のスタンスは変わっていません。このところ堅調な米株が日本株を引っ張り上げてくれることも期待できます。これから始まる決算シーズンで来期に強気な見通しを出してくるとは今のところ思えないので、今現在は積極的に買いではないと思いますが、毎日丹念にチャンスを探していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]