注目されていたパウエル議長の発言は、「もう一段の利上げが必要だ」というタカ派的なものと、「ディスインフレのプロセスが始まった」というハト派的なものと、両方を含むものでした。そのためその前後で米株市場は上下に揺れる展開でしたが、最終的にはいいとこ取り的にハト派的解釈が勝ったようで、米株指数はそこそこ上げて引ける結果となりました。
それを受けた本日の日本株は、米株上げ(プラス材料)と、やや円高(マイナス材料)の方向性が綱引きとなって、終わってみればTOPIXはほぼ変わらず、円高を気にする日経平均が少し安いと、膠着状態が続く結果となりました。その間隙を縫ってという訳ではありませんが、今日も昨日に続き中小型株が強かったのは良かったです。
以前も少しコメントしましたが、経済の先行き不透明感があるこの状況で、第3四半期までの数字がたとえ良かったとしても、通期(第4四半期)に強気な数字を出すことは難しいので、今日ここまでの決算では、株価を押し上げるようないい数字はあまり出てきていません。第3四半期累積の数字が良くても通期の数字が据え置きとなると、多分保守的なんだろうなとは思いつつ、失望感から売られるという傾向になりがちです。マーケットの方向性が読みづらいだけではなく、そうした意味でも、全般的なリスク減らし気味のお勧めは継続です。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:マーケット一言:長期金利が再び3%、原油高と金利高で半導体株安主導の大幅安。SQ値に届かず幻のSQとなり後場は戻す。中小型は自動運転から防衛へ物色が移動。 - 2026年9月11日
- マーケット一言:マーケット一言:ベッセント失望で金利上昇、日本株は弱いスタートも日経平均しぶとく高値引け。個別主役は大型株で銀行、中小型株で自動運転だが物色は広がらず。 - 2026年9月10日
- マーケット一言:ベッセント発言で再度「良い円高」だが、後場また垂れる。電線が主役、中小型は一服 - 2026年9月9日
- マーケット一言:一旦上昇に向かったが152円台の円高と中東情勢で後場に大きく沈む。理由のある株だけが上げたが、あとは総崩れ感。 - 2026年9月8日
- マーケット一言:AI・半導体で日経2.1%高。自動運転など買われていた銘柄が売られても、代わりに買われる銘柄ありで大商いの中小型株。 - 2026年9月7日
