何がどうしたという訳ではなく、新しい悪いニュースが出なかったということ、そして年度末で実需の売買が薄い中で、今日はインデックス連動ファンドによる配当再投資の先物買いが入ったということで、株価は引けにかけてゆっくりじり高となりました。

一昨日に日経平均が27,500円を超えたら買いとコメントしましたが、下に怯えながらもとりあえず買いでついていかなければという局面です。何回も騙されているというか、上値は重いでしょうから、いいところで売らなければならないのですが、前回止まってしまった28,500円がとりあえずメドになります。28,500円まで上がった時にどうするかは、もうその時の判断ですね。今現在ファンダメンタルズでどうのこうの言える、はっきりした売り買いのレベルはないです。いずれにしろ、引き続き年度末、年度初めということで慎重に行かねばなりません。27,500円を切ったらロスカットで。

 

引き続き中小型株は上げ幅が小さく、失望感を誘いました。今週の上げは欧米で金融不安が和らいでいるおかげなので、バリュー株が買われ、グロース株はむしろリバランスで売られがちというところで、しょうがないと言えばしょうがないです。ここは耐えるところですね。31日に年度末のお化粧買いが入ることに期待しましょう。でも、あまりに上げるようなら一旦少し売ってもいいですね。

 

大型株、中小型株ともに大きなトレンドが無く、小手先のトレーディングで小銭を稼ぐか、あまり気にせずむしろ何もしないか、そんな雰囲気がまだ続きそうです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]