先週金曜日にいい雰囲気で年度末を終え、昨日、今日と日経平均、TOPIXともに3連騰となりました。月初ということで今週は米国でISMやら雇用統計やらの発表があるため、どうしても全般様子見になりがちですが、経済指標をみてふらふらする米株をよそに、日本株は引き続きいい雰囲気を継続しています。機関投資家をはじめとした長期投資家の買いはしっかり入っているようですね。

 

いい材料があるという訳ではなく、次回5/3の米FOMCまでは大きなリスクイベントがなさそうということが買い材料であるため、どうしても勢いや派手さに欠ける上げとはならないのはしょうがないところです。上げている分には文句は無いのですが、一方で、大型株や指数の上げ中心になるため、中小型株が割をくってるというか、今日は東証マザーズ指数が-1.2%となったように、むしろ下げる局面も目立つのが辛いところです。直近IPO銘柄に資金が集中しているということもありますね。ですがいずれはまたローテーションでいい雰囲気が戻ってくるはずですので、慌てず待っていましょう。いいものが売られたら少し買い増すのもいいです。チャートをみて底打ちが見えるものをトレーディング的に買っていくのも、リスクリターンがいい相場付きです。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]