本日の日本株は引き続き弱い展開となりました。今日発表された6月第5週の売買動向で海外投資家が3週連続の売り越しとなっているように、相場をここから上げる買いが不足しています。一方、日経平均でいうと31,000円後半に入ってからの上げが急でしたから、買いそびれている長期投資家は31,000円台まで下がれば買いたいという意向があるでしょう。だからこそ31,000円台に突っ込む前に反転するのか、31,000円台に入ってもまだ買い手が我慢して買わず更に下げるのかは、日本株というよりは、グローバルマクロの影響の方が強いです。なのでその時になってみないと分からない部分が大きく、しばらくは様子見というか、相場なりに売買するしかないというか、いずれにせよ売り買いともにどちらとも大きくリスクを取る局面ではないですね。
中小型株は本日大きく下げました。東証マザーズ指数で-3.1%でしたが、主要な個別銘柄はそれより大きく下げるものが目立ちましたね。リスクオフの売りとか、ファンドの解約売りとかの感じではなく、今年後半に入ったのでまずは少し利食っておこうとか、明日と来週月曜日のTOPIXの売り(ETFの分配金手当てのため)で全体が下げそうだから、その前になんとなく売っておきたいという、そういう感じが強かったです。ファンダメンタルズが崩れているわけではないので、明日と来週月曜日に更に大きく下げるようであれば、そこは積極的に買っていきたいと思っています。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:日本株反落、中間期末と需給イベントの通過待ち - 2023年9月26日
- マーケット一言:円安進行もあり日本株は強い、需給イベント多く要警戒だが、意外高の期待 - 2023年9月25日
- マーケット一言:弱い米株を受け日本株も弱かったが、大規模金融緩和維持により戻す、グロース株が大きくリバウンド、来週は中間期末 - 2023年9月22日
- マーケット一言:米FOMCは想定上にタカ派、米株そして日本株も下げる、明日は日銀金融政策決定会合 - 2023年9月21日
- マーケット一言:米FOMC前で弱い - 2023年9月20日