日経平均+0.5%、TOPIX+0.4%、グロース250指数+0.2%と反発しました。
米FOMC(日本時間明日朝3時に結果発表)を控えて薄商いのなか、ドル円が141円台である程度安定していたことで、少し買い安心感があっての小反発でした。
今日も昨日と同じような展開で、14時くらいまで弱かった後で買いが入り、引けにかけて戻しました。日経平均の36,000円レベルは変わらず底堅いです。
中小型株は朝10時くらいまでは強かったのですが、イベント前恒例のリスクオフの売りにより、後場にかけて売られ気味でした。こちらはイベント後の反発を期待して待ちましょう。
米FOMCでの政策金利利下げ幅は-0.5%が多数派ですが60%超ぐらいの確率織り込みとなってまして、まだ-0.25%とどっちか投資家も判断しかねている状況です。
90%以上の確率を織り込まずに発表を待つ展開は非常に珍しく、それゆえに金利動向を織り込んだ為替、株の動きが出来ていませんから、発表後にどうなるかは本当に分からないところです。
いつも以上にイベント通過待ちで、動いた方向に素直にのっていく、そうしたプレーを余儀なくされる感じですね。
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ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
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