イベント通過後のお休みというか、嵐の前の静けさなのか、これと言って何もないといえばない日で、東証プライム市場の売買代金は4.2兆円までグッと落ち込み、指数も日経平均+0.1%、TOPIX-0.1%とほぼ変わらずでした。

 

決算発表シーズンで手控えているところあり、でも決算プレーもありでということで、売買代金が3兆円台まで減る閑散ではないものの、個別プレーが見られるだけで全体のトレンドは見えませんでした。

 

週末オーバーナイトで日経平均先物は39,000円割れしていたところから、今日はほぼ変わらず(現物指数大引け39,533.32円)まで戻していたり、現在引け後で先物が買われていたりと基調は強く、年末ラリーへの期待は継続しています。

 

個別銘柄で目立ったものとしては、先週好決算を発表した電線株が強く、フジクラ+6.4%、古河電工+14.8%となりました。特にフジクラはMSCI採用のニュースもありましたね。

商いが増えた決算ものではソニー+6.0%もありました。中国販売が悪く市場予想を下回る決算を発表したユニ・チャームは-13.1%と下げました。中国関連株は決算関係なく今日弱いものが目立ちました。

 

グロース250指数は+0.7%と上げ、今日も中小型株は基本強かったです。

ただ、Sapeetは-17.8%と沈みましたが、メタプラネット+10.3%、フルッタフルッタ+2.5%など材料株系もやや復活したことで雰囲気は明るかったですが、カバー+1.4%はいいとしてタイミー-3.2%、GENDA-2.7%と主力が弱く、指数の上げほどには力強さは感じられませんでした。

 

東証グロース市場の売買代金も800億円割れと再び低迷し、今日のところは警戒モードを強くせざるを得ないところでした。下がると決まるほど悪いというわけではありませんでしたので、明日の様子を見ての方向性の判断となりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]