日経平均の38,000円サポートを再確認できたいい日でした。

夜間取引で日経平均先物が37,645円まで売られてからのリバウンドで、かつ38,000円を何とかキープではなく前日比プラス(日経平均+0.6%で大引け38,349.09円、TOPIX+0.8%)というのは、腰の強さを感じました。

さらに上へ上げていくパワーはまだなさそうで、買い増しして勝負という雰囲気にはなれませんが、少なくとも買い持ちをやや安心して持っておけるというのは心理的にはいいですね。

何をするともなく様子見となってますが、いい材料を待ちましょう。

 

米国による対中国半導体規制が想定よりは厳しくなさそうということから、東京エレクトロン+6.7%、スクリーン+6.3%、KOKUSAI+12.6%と半導体株が買われました。ただ、今日のところは中国売上比率の高い銘柄のリバウンドにとどまっている感じで、ディスコ-0.3%、レーザーテック-2.0%、アドバンテスト-3.5%とまちまちなところもありました。

株主還元の積極化が好感されたT&Dが+12.8%と大きく上昇しました。

売り出しの発表により昨日-14.4%と大きく下落していたサンリオは、今日+5.2%と早速反発しました。

グロース250指数は+0.1%と反発しました。

 

朝イチの段階では日経平均やTOPIXがマイナス圏のなか+1%弱と買われており、今日も引き続き中小型株が来てる!といった感じだったのですが、151円割れしていたドル円が円安方向に戻してくるのと歩調を合わせるように大型株が上昇していくにつれ、主役を奪われてしまった感じで、その後は売られてほぼ変わらずレベルをウロウロする展開となってしまいました。

まあこれもいつものパターンではありますので、明日以降の中小型株が主役の展開待ちとなります。

 

ドコモによる買収観測が思惑を生んだ住信SBIネット銀行が+17.2%で東証スタンダード市場の売買代金1位でした。

ペロブスカイト太陽電池関連銘柄は今日も強く、伊勢化学+11.1%、K&Oエナジー+4.4%と大幅高でした。

暗号資産関連も強く、メタプラネット+6.4%、リミックスポイント+9.1%でした。

今月強かったプレイドが、東証グロース市場の売買代金1位で-16.3%と大きく下げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]