今朝の米FOMCは利下げ無し、パウエル議長のコメントともに想定内のもので、それを好感した日本株は日経平均+0.3%(引け値39,513.57円)、TOPIX+0.2%と続伸しました。

DeepSeekショックはだいぶ薄れてきまして、普通なマーケットになったのはいいのですが、日経平均39,500円の売り圧力はまだあるようで、抜け切れません。

そして普通なマーケットになって大型株が買われると、やはり中小型株は昨日想定した通り一服となりまして、グロース250指数は-0.5%と下げました。

 

個別銘柄では、売買代金1、2位がアドバンテスト+3.2%、ディスコ+1.2%と半導体関連銘柄の戻りが見えましたが、3位がフジ・メディア+4.8%だったのが印象的でした。1/16からの2週間で40%以上上げています。その間、10時間以上の記者会見など色々ありましたが、あく抜け感や、あるいはコンテンツや不動産関連ビジネスなどの底力がかえって評価される流れとなっています。

 

中小型株ではメタプラネット+12.2%、リミックスポイント+9.5%など暗号資産関連株が強かったです。

AIサービス関連株は、ABEJA+4.3%はありましたが、全般的にはAppier-5.2%など早くも利食いの動きで下げるものが目立ちました。

note-10.8%、レナサイエンス-24.7%など、値動き激しい系も今日は大きく下げるものが多かったですね。

 

大型株も、中小型株も、色々な需給が一通り終わったような感じです。

明日は金曜日、月末で、大きな動きはないと見ておりまして、一休みしてから、来週、来月から新しいトレンドが始まると考えています。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]