トランプ米大統領からの大きな発言もなく米株は堅調、日本株も日経平均+0.7%、TOPIX+0.5%と続伸しました。

日経平均は38,000円越えを前場でチャレンジしたあと一旦下に割りましたが、後場に再度チャレンジ。引けにかけ売られましたが、どうにか38,207.29円と38,000円を超えて引けました。

 

ただ、14時半からの売り崩しは、3月末(年度末)に日経平均をどうしても38,000円より下にしたいような売り方であり、そして現在先物は現物指数換算で38,000円割れのレベルでの取引となっています。

明日は配当再投資の先物買いが期待され、月末にかけてその他のインデックス系の買いも見込まれますので、需給は悪くありませんから底割れの心配はしていませんが、本格上昇は月が替わってからになるかもしれませんね。

 

個別銘柄では、米系証券の買いレーティングにより、任天堂+5.2%、ソニー+2.3%が上昇しました。

トランプ米政権が銅に高い関税を課す可能性が取りざたされ銅相場が上昇し、関連銘柄が住友金属鉱山+5.5%、三井金属+4.6%などと大きく買われました。

グロース250指数は+0.3%(+1.98pt)と、小幅上昇でした。

ただ、今日はサンバイオ+18.2%、指数寄与+3.25ptがありましたので、それが無ければマイナスでした。

実際、昨日大きく上げたタイミーが-5.5%と早速売られたり、カバー-3.4%、GNI-2.4%、クオリプス-9.1%と主力で弱いものが目立ちました。

 

昨日はタイミーを持っているかどうかだけでパフォーマンスが決まったような日でしたが、今日は上記サンバイオか、直近上場のミライロ+19.7%、久しぶりのnote+12.2%あたりを持っているかどうかだけだったでしょうか。

昨日に続き、ファンダメンタルズプレーヤーにはやや辛い日だったと思われます。

今しばらく我慢の相場が続きそうです。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]