昨日引け後夕方以降の、欧米時間で超長期金利上昇からの金融市場の混乱があまり収まらないのを嫌気して、日経平均-0.9%(引け値41,938円)、TOPIX-1.1%と反落しました。

 

昨夜先物で41,700円まで売られていたところ、前場は42,000円を回復して昨日の引け値まであとちょいまで戻した展開は、下げはするけど今日も底堅いという最近いつものやつでしたが、後場にずるずると引けにかけて売られたのは印象が悪かったです。

政局不安で円安、債券安(金利上昇)、株安と、欧米発プラス日本固有材料もありで、プチショック気味でしたね。

 

ただ現在日経平均先物は、グローバル先物も戻りにつれ上昇しており、これで済めばあまり心配することはなさそうです。

ともかく米雇用統計待ちは続きます。

 

しかしそうしたリスクオフでいつも辛いのは中小型株。

グロース250指数は-2.2%と大きく下げましたが、良ファンダメンタルズ銘柄は大きく下げているものが多く、体感的には3-4%下げのようにも感じられました。

 

昨日もあったリスクオフの個別銘柄売りが、今日は加速した感じがあり、特に15時前後に個別銘柄主導でガクッと下がった瞬間がありました。

ただこれは引けにかけて戻しましたので、やや強制的な売りは今日で終わり、早くも明日戻せるかなという希望が少し出てきたね。

 

明日なのか、米雇用統計後で来週になるのかは分かりませんが、中小型株反発まで今しばらくの我慢です。

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]