何もなければ上昇する、そんなマーケットが戻ってきておりまして、日経平均+0.4%、TOPIX+0.7%と続伸しました。

 

昨日と同様にバリュー株優位、TOPIX優位の展開でした。

銀行、証券などの金融も強かったですが、電力(東京電力+6.1%など)、ゴム(住友ゴム+13.7%など)、建設(清水建設+6.5%など)、機械などの、ディフェンシブや景気敏感株などもまぜこぜに上昇し、物色の広がりが感じられました。

 

ソフトバンクGは-3.4%と下げましたが、フジクラ+3.1%、アドバンテスト+4.2%、古河電工+12.2%などの電線、半導体株は強く、半導体関連銘柄一斉売りからのベアマーケット入りということもなさそうです。

好需給が続きます。ただ、東証プライム市場の売買代金が6.3兆円と昨日より減少したのがやや気にはなりました。

あとは決算発表後にPTSで20%下げているキオクシアが、明日の雰囲気を悪くしないことを祈ります。

 

バリュー株、大型株買いのあおりをくらったところがあったのが中小型株で、グロース250指数は-0.8%と反落しました。

 

昨日が少し上げすぎなのでしょうがない部分もあるのですが、一目均衡表の基準値、25日平均ともに下回ってしまいましたのが残念でした。

昨日上回ったのがだましなのか、今日の下げがだましなのか、明日以降注目されます。

 

Finatext-24.0%、Solvy-23.0%、プレイド-13.7%といった決算銘柄の下げに指数が押し下げられたところがあり、MTG+10.9%、カバー+3.3%、FFRI+5.6%、Aiロボティクス+2.5%といった主力どころは上げていましたので、それほど悲観する雰囲気にはなっていません。

再びの上昇に期待はできそうなところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]