注目の米エヌビディア決算はアナリストの強気予想を超えてくる驚異の数字でしたので、日経平均+2.7%、TOPIX+1.7%と日本株は大きく上げました。

生半可ないい数字では、、、とコメントしておりましたが、そんなどころではない非常にいい数字、内容で、さすがの米エヌビディア様ということでした。。

 

米エヌビディアが時間外で+5%程度上昇しているのをみて、日経平均は9時半ごろに50,574円(昨日の引け48,537円から+4.2%)の場中高値まで上昇しましたが、その時間から買われた昨日とは逆に売られ始め、引けにかけてずるずる下げる展開となり、49,823円と5万円を回復できずの引けとなりました。

まあ米エヌビディアが5%程度しか上がってないのに、アドバンテストが+12%(引けで+8.8%)、キオクシアが+16%(引けで+4.6%)まで一時上げてから下げたのでということなので、日経平均が+4.2%まで上げたのが異常で、+2.7%で引けたのは立派でした、というところです。

 

他の半導体関連銘柄や、いっしょくたに売られていた防衛関連銘柄、造船株などの多くも大きく上げました。

 

ただ感触しては、大きく売られていたので少し反発したという域を出ない感じもありました。

ドル円が一気に円安となって157円台で取引されているのに日本株がポジティブに反応しないなというか、為替介入を警戒しているのかもしれませんが、どちらかというと長期金利上昇に気持ち悪さを感じていて、リスクオンになり切れないという雰囲気がありましたね。

 

今晩の米雇用統計、からの米金利動向を気にするところもあったかと思います。

イベント明けの明日からのトレンドスタートとなりそうです。

 

グロース250指数は+0.7%と上げましたが、いつものごとく大型株上昇1日目の出遅れとなり、あまりパッとはしませんでした。

 

主力で今日もSynspective+5.8%、GENDA+3.9%が強く、カバー+4.4%、QPS研究所+3.6%、アストロスケール+4.4%というのもあって上昇の波が来そうな雰囲気までは来ましたが、東証グロース市場の売買代金が1,100億円弱と昨日から減っており、元気が出るにはもう少し時間がかかる感じでしたね。

 

中小型株の状況は良くなってはきていますので、もう少し待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]