米株堅調、マイルドな円安も継続となって、日経平均+1.8%、TOPIX+0.6%と続伸しました。

 

金曜日の植田日銀総裁のコメントで中立金利についての踏み込んだ発言がなかったため、長期金利こそ一時2.1%と27年ぶりの高水準となりましたが円安傾向が続きました。

今日も半導体関連銘柄主導(売買代金TOP3がソフトバンクG+4.1%、キオクシア+8.4%、フジクラ+6.9%、など)で買われ、機械やコモディティなど景気敏感株、銀行株も買われと、いい雰囲気が継続しましたね。

ただ、東証プライム市場売買代金は5億円程度であり、値上がり/値下がり銘柄比率は48%/48%とほぼ同数で、指数主導の上昇で個別銘柄はあまり盛り上がらない感じもありました。

クリスマス週ですから、参加者現象で盛り上がりを欠くのはしょうがないとして、それでも指数はクリスマスラリーをしつつありますので、メジャーなネームでトレーディングで楽しんでいこうというところです。

 

グロース250指数は-0.3%と、今日の中小型株が一服となりました。

 

個別銘柄の雰囲気は悪くはなく、本日上場のスタートラインがIPO価格比+126%、直近IPOのパワーエックスが+21.0%と、中小型株を引っ張りました。

主力のトライアル+4.3%、宇宙関連Synspective+3.2%、アストロスケール+5.0%、ネットセキュリティFFRI+3.7%も買われました。

中小型株も今のところまだ、買われる銘柄しか買われないといった感じもありますが、いずれ買いは全体に波及してくるはずです。ちょっと待ちですね。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]