もう少し先かと思われていた米国とイスラエルによるイラン軍事攻撃があり、日経平均-1.3%、TOPIX-1.0%と本日の日本株は下げました。
リスクオフで寄り付きから大きく下げた後、反発するときは大体この時間(9時半もしくは10時、今日は9時半)から戻し始め、10時過ぎくらいからは今度は大引けまでじり安という展開でした。
下げたら買いに慣れた個人投資家と、まだロングが足りていないので安くなれば買いたい機関投資家の買いに、短期勢と、ボラティリティが上がったことによるマクロ勢の売りの綱引きで、それほど下げずに欧米時間待ちというところ。
円安に助けられたというところもありますし、イラン情勢の早期決着を見込む向きが多かったということで下げは限定的になりました。
下げ圧力が強かったのは、イラン情勢に加えて英住宅金融会社破綻のニュースで金融不安があったこともあるでしょう。むしろこちらのほうが気持ち悪いといえば悪いです。
原油高によるコスト高懸念でTOPIX空運業指数が-5.6%とセクター指数ワーストパフォーマーでしたが、その次に悪い順で証券・商品先物取引業指数-5.0%、銀行業指数-4.5%、(ゴム製品、医薬品を挟んで、)保険業指数-2.4%となりまして、金融業が相場の足を引っ張りました。
金融不安の話はこの1~2年は出てすぐ消えるのであまり気にしなくてもと思いつつ、地政学リスクがある中では買い向かうガッツもなかなか難しかったですね。
とはいえ、打診買い的に少しづつ金融セクターを買うのは面白いと思います。
ただそれよりも何よりも目立ったのは今日も半導体・AI関連銘柄の強さ。
売買代金トップからキオクシア+1.4%、フジクラ+6.2%、古河電工+6.1%と、安く寄ってからの大きな戻しは、指数の下げを感じさせないブルマーケット型の上げでした。
戦争ということで防衛関連と、石油、非鉄金属という市況関連が強く、ホルムズ海峡閉鎖不安で海運業が上昇し、自動車、機械、化学株と景気敏感が強いとなって、こちらもさながらブルマーケットの雰囲気。
(157円より上は厳しそうですが)円安が続き、原油が落ち着き、いまのところ悪い反応はない金利で何も起きなければ、反発は早そうです。
グロース250指数は-1.2%と、中小型株も下げは限定的でした。
大型株同様、半導体・AI関連銘柄が強く、スタンダード市場でAIメカテック+3.9%、精工技研+10.5%、santec+12.4%と上げました。
また、JMAC+22.8%とペロブスカイト関連も強かったです。
グロース市場では主力株パワーエックスが+18.2%とストップ高まで買われ、Synspective+6.8%など宇宙関連、ACSL+4.3%などドローン(防衛)関連も上昇しました。
中小型株も個別銘柄レベルではブルマーケットの雰囲気でしたね。
何かが起こって日本株は下がるが、米株は下がらない、で翌日日本株戻す、のいつものパターンが期待されます。
(あるいは、指数は下げても個別銘柄では勝負できそうでよろしいです。)
ポートフォリオマネージャーつぶやき
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:日経平均7日ぶり反発も、半導体・AIは戻り限定的。中小型株強く、主役は再びネットセキュリティ - 2026年10月16日
- マーケット一言:米CPI上振れにコアウィーブ・ショック、アンソロピック減速懸念も重なり、日経平均は3,318円安で史上3位の下げ幅。売買代金上位9銘柄はすべて半導体・AI関連。グロース250も-3.2%と中小型も逃げ場なし。 - 2026年10月15日
- マーケット一言:今月利上げ無し観測、蘭ASML決算もあり、金融、内需が下げ、半導体関連の戻りも抑えられ、薄く全員やられたようなマーケット。ネットセキュリティも反落多く、中小型株の下げも大きい。 - 2026年10月14日
- マーケット一言:チャイナショックで半導体安、しかし超大型株とバリューは堅調。中小型はネットセキュリティに資金 - 2026年10月13日
- マーケット一言:OpenAI報道で900円近く下げた日経平均、引けにはほぼ横ばいまで戻す。値上がり銘柄は多いが、儲かった人・損した人がはっきり分かれた、ちょっと変なマーケットだった。中小型はネットセキュリティ関連だけではなく、多くのテーマ株が堅調 - 2026年10月9日
