日本株は日経平均-5.2%、TOPIX-3.8%、グロース250指数-3.6%安と大きく下げました。
日経平均は2月27日の終値ベース高値から10%超下落。下げ幅2892円は過去3番目の大きさでした。
東証プライムの売買代金は9.7兆円まで膨らみましたが、セリングクライマックスと断定するには少し物足りない印象です。
イランの強硬姿勢継続への警戒から原油が急騰し、WTIは一時120ドル近辺まで上昇し、原油価格が業績に与える影響の大きい日本株の投資家は素直にリスクを落とすしかない展開でした。
加えて週末の米国では、雇用情勢の軟化により米株が下がっていましたので、それも日本株にネガティブでした。
場中の値動きもかなり荒く、日経平均は一時4,200円超安まで売られました。
ただ、その後は英FTが報じたG7による石油備蓄の共同放出協議を受けて原油の上げがやや落ち着き、後場にかけて日本株も大きく戻しました。
今日は業績やバリュエーションに関係なく、原油が止まるかどうかだけで指数が振られた一日だったと思います。
体感としてもかなり悪い日でした。 大型株、中小型ともに、今年パフォーマンスの良かった銘柄、そして良ファンダメンタルズ銘柄であるほど、利食い対象になりやすい地合いでした。
大型株では、売買代金トップからキオクシア-9.7%、アドバンテスト-11.0%、フジクラ-9.9%など、半導体・AIインフラ関連に利食いが急がれました。 週末にはOracleとOpenAIがテキサス州アビリーンのデータセンター拡張計画を取りやめたとの報道も出ており、ただでさえ地合いが悪い中でAI関連のセンチメントをさらに冷やした面はあったと思います。
米国でプライベートクレジット業界への不安が再度意識され、日本の金融株が弱かったのも地味に重しでした。
中小型株では、日本ギア工業(原発、対米投資関連)+20.6%やオキサイド+18.2%のように強い個別はあったものの、相場全体を変えるほどではなく、AIメカテック-10.0%、精工技研-16.7%など半導体関連、GNI-7.0%、パワーエックス-2.8%、トライアル-6.4%など主力どころが売られました。
リスクオフで何でもかんでも売られた感じで、非常にきつい日となりました。
ただ、日経平均の52,500円より下は、短期的にはいったん買いたい水準に入りつつあるとも感じます。
もちろん、すべては戦争次第、原油次第で、ここで無理に強気を張る場面ではありませんが、原油が落ち着き、中東情勢に少しでも改善の兆しが出るなら、押し目買いが入りやすいところまで調整は進んできました。
明日に期待しましょう。
でもポジションは小さめに。 下がるのであれば、下は結構大き目にありえます。
ポートフォリオマネージャーつぶやき
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