これまでのマーケット一言で、3月末の日本株は荒れがちなので警戒モードでと言ってきたのですが、29日にETF配当再投資の買いもあって上がった後の月末は、荒れるわけではなくただ上がった分下がるだけのマーケットで、無風と言えば無風通過でした。

 

で、4月になりまして、新年度益出しの売りを警戒するところもありましたが、バイデン米大統領による2兆ドルの追加インフラ投資の話で米株が強いのに引っ張ってもらい、日経平均は一時3万円を回復。しかしこのレベルではやはりまた公的っぽい売りが観測されまして、すぐに3万円割れに逆戻りしてしまいました。

 

米追加インフラ投資に、さりげなく半導体分野の設備投資も含まれていたことで、日本でも半導体株が強くなりました。3月上旬まではバリュー株優位だったところが、下旬にはグロース株再評価で強くなってたところに、ハイテク株全般が強くなったため、日経平均主導でマーケット全般上がっていたのですが、前述の需給要因もあり、またハイテク株に続くテーマがはやされることもなかったので、少しグダグダになっている現状のマーケットです。しかも昨日今日で少しバリュー株が戻ってきている感じになっており、グロース株なんだかバリュー株なんだか、どちら主導かもはっきりせず。

 

もう少しはっきり何かが見えてくるまで、少しお休みモードです。(でもまだ半導体株と、東証マザーズの直近上場銘柄で短期的な勝負は出来ると思います。)

 

あと、米原油先物が60ドル近辺をうろうろしているのですが、60ドルをキープできず明確に下げ始めたら要注意です。

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リサーチのコラム(ライト)

中小型株を中心に、主に会社訪問など独自の取材で得られた、精度の高い情報を厳選してお知らせするコラムです。情報誌などにありがちな、とにかく多くの銘柄を書いておけば何かは当たるだろうというスタンスではなく、値千金の情報が得られた時だけアップデート致しますので、毎日ご提供というわけにはいかないのはご容赦ください。ファンダメンタル情報の鮮度には絶対の自信を持っておりますが、マーケット全体の動向や個別の需給による実際の売り買いのタイミングについてはご自分で判断頂きますので、株式投資中級者以上の方々向けの内容となりますのでご注意下さい。 個別銘柄の推奨数:原則として30日間に1銘柄