大きなテーマ物色もなく手詰まり感のある中、国内では緊急事態宣言を含めたコロナ第4波懸念で買いづらい雰囲気になり、今月はずっと我慢の相場になっていますね。

前回コメントしました、”今あえてやらない理由”のうち、日米首脳会談は終わりましたが、”バイデン米大統領が一番最初に会う国”が日本だということが重要だったなのは分かっていますが、その他に特段何の新味のないものでしたね。ファイザー社のワクチンを確保してきたのはいいのですが、時期が9月までに全国内対象者分ということになると、かえってネガティブな印象となってしまいまして、菅首相の目論見(いいニュースでしょと言いたかった)は外れたという感じでしょうか。

 

そして今日は米株が少し弱かったり、ビットコインが急落したりなど、リスクオフ要因が重なって少し大きめの下げになりました。

 

米長期金利は安定し、原油先物価格も引き続き強い動きですので、相場が急落するといった心配は今のところ無さそうです。しかしなにしろ米株の強さ以外に日本株が強がる理由が無く、今日のように米株が少し弱くなってくると日本株はもっと下げるという事になりますと、もう少し下を警戒しなければなりません。日経平均で直近安値の28,400円あたりまでは覚悟しておりまして、そこまでは、下がれば少しづつ買い増しながら、リバウンドを待つというスタンスをお勧めしています。

 

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リサーチのコラム(ライト)

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