指数の下降トレンドになると、

  • 「一旦やめて、マーケットが落ち着いてから再入会します。」
  • 「今は下降トレンドなので、入会を見送ろうと思います。」

など。上昇トレンドの局面ですら

  • 「今は上げすぎているので、調整した時に入会を考えます。」

のような言葉をいただくことがあります。

そこで今回は、「指数の下降トレンドと弊社の推奨銘柄の損益率に相関関係があるのか?」を検証してみました。

下のグラフの棒線部分は、当社の推奨銘柄をロスカットルール適用での投資行動に基づいてトレードした場合において、新規に推奨されたタイミングによって銘柄群のパフォーマンスに違いがあるかを調べるために、新たに推奨された月ごとの銘柄群の平均パフォーマンスを示しています。

例えば、2022年9月の推奨銘柄は仕掛け日基準で4つあり、それぞれの損益は、

  • ポート(7047):+57%
  • トレンダーズ(6069):-23%
  • グリーンズ(6547):+43%
  • ユーザベース(3966):+113%

でした。これを平均すると、約47.5% になりますが、こういう計算を各月で行っています。

 

さて、改めてグラフをご覧ください。何か銘柄の損益と指数の動きに相関関係は見受けられるでしょうか?

弊社の推奨銘柄は中小型株が多いので、「マザーズ指数との相関関係があるか」を確認いただければ良いかと思います。

相関関係があるならば、

  • 指数が上昇トレンドの時は、各月の平均損益率はプラスになりやすい
  • 指数が下降トレンドの時は、各月の平均損益率はマイナスになりやすい

と言えるでしょう。

では見てみましょう。

2020年4月~2020年11月の8ヶ月間、指数の上昇トレンドが続きました。その間に銘柄群の平均パフォーマンスがマイナスとなった月は2020年10月だけでした。相関関係があるように思います。

2021年6月~2022年6月の13ヶ月間、指数の下降トレンドが続きました。その間に銘柄群の平均パフォーマンスがプラスとなった月は10ヶ月、マイナスとなった月は3ヶ月。上昇トレンドの時と比べてプラスの月の割合は少し減少したとはいえ、相関関係があるとは言いづらいかと思います。

「そうは言っても、2021年9月の損失が酷い。」と思われる方もいらっしゃるかと思います。確かにそうなのですが、これは、指数の動きだけを見ていると分からないのですが、それまでのマーケットで通用していた銘柄の選択が、マーケットで選好されるファクターの急激な変化によって通用しなくなってしまった結果でした。米債券市場で金利上昇の方向性が確定的となりつつあり、米10年債が利回り1.5%を超え現在まで金利上昇が続いてきたという、金融市場の非常に大きな転換期だったのです。

その後は、マーケットに合わせた銘柄の選択をすることにより、2021年10月~2022年6月では、マイナスとなった月は2021年11月のみとなっています。しかも2022年2月は、下降トレンドの最中にもかかわらず、+42.8%のパフォーマンスとなりました。

このように、こちらの記事でも書きましたが、弊社では、マーケットの変化に合わせてその変化により上がりそうな銘柄をリサーチして情報提供しております。

その結果として、

  • 指数が上昇トレンドの時は、各月の平均損益率はプラスになりやすい
  • 指数が下降トレンドの時も、各月の平均損益率はプラスになりやすい

という推奨を実現できているのです。

従って

  • 上昇トレンドの時→迷わず入会の時。
  • 横ばいトレンドの時→指数のPERの変動が少ないため、EPSの成長分析の精度が問われる。弊社の得意とする推奨なので、迷わず入会の時。
  • マーケットが過熱気味の時→マーケット急変の警戒があるならばこそ、マーケットの変化に合わせて銘柄選択を即座に変更できる、弊社の推奨での資産運用をお勧めします。
  • 下降トレンドの時→下降トレンドでも手堅く利益を取れる可能性が高く、下降トレンドが緩んだ時に大幅上昇を目指せる弊社の推奨銘柄での資産運用をお勧めします。

となります。

つまり、どんなマーケットでもご入会のタイミングと言えるでしょう。

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

投資助言営業マンのコラム

弊社の投資判断・分析者の投資推奨には絶対の自信を持っておりますが、またその一方、助言業務の営業をやっていますと、お客様から学ぶことも多々ございます。考えてみれば日本の中小型株は個人投資家こそが主役のマーケット。助言者としてアドバイスしながらも、主役たるお客様との情報交換を通じて得たマーケットの全体感や今ホットなテーマ、個別株などを情報を、リアルタイムでお伝えしていこうと思っています。