ちょっと期待していたのですが、何のことはなく静かな本年取引最終日でした。大型株、中小型株を問わず14時半くらいから買いが入ってきて、引けにかけて戻して終わるという意地は見せましたが、日経平均-0.2%、TOPIX+0.2%、グロース250指数-0.2%と前日比ほぼ変わらずくらいの引けとなりました。

 

今年の主要指数のパフォーマンスは、

日経平均 +28.2%

TOPIX +25.1%

グロース250指数 -3.3%

となりまして、中小型株には大変厳しいマーケット環境でした。

 

中小型株推奨に強みを持つ弊社の推奨銘柄は、グロース250指数に連動しがちなものが多く、非常に強い逆風となっておりました。しかし弊社推奨銘柄ポートフォリオの今年のパフォーマンス(シミュレーション)は+27.1%と、日経平均には勝てませんでしたが、TOPIXには勝ち、グロース250指数に対しては勝ちが大きく上回る成績となりまして、少しホッとしているところです。いい銘柄を選ぶことができました。

 

金利が上がるであろう環境のなか、来年も大型株・バリュー株優位の時期もあろうかと思いますが、円高にふれがちな外部環境であり、また買い疲れの見える大型株・バリュー株よりも、中小型株・グロース株の方がパフォーマンスのいい時期は、来年は今年よりも長いと思います。

上昇する際には非常に大きく上昇するのが中小型株・グロース株の魅力です。今年は大型株・バリュー株に見劣りがあったかもしれませんが、来年の中小型株・グロース株は、それを埋め合わせて有り余るパフォーマンスを出すことが出来るのではないかと考えております。

ただ今年と同様、森よりも木を見なければならない、銘柄選択が非常に大事なマーケットが続くでしょう。弊社推奨銘柄が会員様の選択の大きな助けとなるよう、来年もより一層精進致しまして、会員の皆様により良い推奨銘柄をお届けして参ります。

 

本年は大変お世話になりました。

どうぞ皆さまお体にお気をつけて、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]