日経平均の引けは40,109.23円(+0.5%)と、終値でも4万円を突破して史上最高値更新となりました。今日も東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックなどの半導体関連株が強かったですね。日経平均は前場で一時40,300円を超えていて、それから勢いをなくし後場に少し売られての引けとなったのが少し残念でしたが、さすがに4万円越えでは少し利食いも出るよねというところでしょうか。ただ、基調の強さは変わっていません。
TOPIXは-0.1%と、海運株、銀行株などバリュー株が売られる展開となってしまったため小幅安となりましたが、機械株が買われるなど資金循環が起こっているだけのような印象で弱いという感じはなく、こちらも問題はなさそうです。
グロース250指数は+0.4%と反発となりました。前場で+2.5%まで買われていまして、先週金曜日の下げの鬱憤を晴らすかのようでしたが、こちらも日経平均同様に後場にかけて売られてしまいました。今週は国内で2月東京都区部消費者物価の発表やメジャーSQ、米国でスーパーチューズデー、パウエル議長の議会証言や雇用統計、中国で全人代が始まるなどマクロイベントが目白押しで、少しリスクオフ気味になって中小型株はあまり強くなれないかもしれませんね。ポジション取りは慎重にいきたいところです。
The following two tabs change content below.
ポートフォリオマネージャーつぶやき
1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。
[1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]
最新記事 by ポートフォリオマネージャーつぶやき (全て見る)
- マーケット一言:日本株の主要指数は続伸。東証プライム市場の売買代金は今年最低で盛り上がらず。中外製薬大幅高からのバイオ銘柄祭り。 - 2025年4月18日
- マーケット一言:日米交渉がややポジティブとなり日本株は反発。議題になったであろう防衛の関連株が強い。中小型株のいいマーケット続く。 - 2025年4月17日
- マーケット一言:日本株は反落。蘭ASMLの受注状況で下げを広げたが、公的年金っぽい買いで少し戻す。長期金利低下はいい傾向。カバー。 - 2025年4月16日
- マーケット一言:日本株は久しぶりに続伸。自動車株、コア30銘柄、防衛関連銘柄強い。中小型株優位なマーケットが続く。宇宙関連銘柄のお勧め。 - 2025年4月15日
- マーケット一言:米関税政策の緩和期待で日本株上昇。円金利利回り上昇、円高であり、警戒モードは続く。 - 2025年4月14日