日経平均-0.0%、TOPIX+0.5%と、傾向としては昨日と逆で今日はTOPIX優位の日となりました。
日経平均銘柄に何かあったという訳ではなく、大林組がROE目標と配当方針引き上げを発表してストップ高まで買われたことに引っ張られ、いつもあまり日の当たらない建設株全般が買われたりするなど、バリュー株中心に買いが入ってきていたことによるものです。セクター間での健全な資金循環が続いており、ポジティブですよね。
前場は4万円割れとなっていた日経平均が、後場にはきっちり買い直され、4万円越えで引けているのもまた底堅さを感じさせてポジティブでした。
リスクイベント目白押しでリスクオフの売りが警戒された中小型株は、グロース250指数が+0.1%と全体としてはほぼ変わらずでした。しかし個別銘柄間でパフォーマンスのばらつきが大きく、それほど強い理由なく大きく上げるもの、下げるものもそこそこあり、やりづらいところもありました。ただ、こうした短期的な動きはいずれ調整されますので、今日下げたものをあまり心配するのはとりあえず止めておきましょう。
しかしそれにしても今日もAI関連銘柄が強かったですね。昨日は某サイトの「最強AI関連」7銘柄の強さが話題となっていましたが、別にそれだけではなくAI銘柄全般が昨日、今日と脅威の強さを見せておりました。
弊社コラムとの関連でいいますと、2/26の当コラムで面白いとしていたAI関連銘柄5つのうち、ジーデップ・アドバンス(5885)が本日ストップ高で引けましたし、リサーチのコラムで推奨していた銘柄が目標株価達成、その後も買われてこちらもストップ高で引けました。
動きの派手さでいえばさくらインターネット(3778)、ユビキタスAI(3858)やLaboro.AI(5586)などのほうが面白そうで、トレーディングの腕がある方はそうしたものをプレーすると稼げそうですが、バリュエーションがあまりにも高すぎるので、弊社ではそうした銘柄を会員様にお勧めすることはあまりありません。
弊社で、リサーチのコラムでの【新規推奨】は、会社訪問など独自の取材によりファンダメンタルズの裏付けを取っている、精度の高い情報によるものでバリュエーションで説明できるもの、当コラムでの【参考銘柄】は、ファンダメンタルズの裏付けは取りきれていないが問題はなさそうなものを、フィーリングとスピード重視でお伝えするものとしております。
当コラムで”注目”や”面白い”としているものは、ディーラーとしての感覚で、プレーするのが楽しそうと思うものです。下がりそうなものをあえて紹介することはもちろんありませんが、プレーするにはトレーディングの腕が必要であり、また市場動向を説明するといった趣旨も含むため上昇の確度としてはやや低いものも含まれますのでご注意ください。
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