昨日に引き続き、今晩の米9月CPI前で基本的には小動き、米金利上昇が止まらず149円台半ばまでの円安で大型株強い、しかし月曜日、昨日に引き続き日経平均の39,500円より上は重いで、日経平均+0.3%(大引け39,380.89円)、TOPIX+0.2%と小幅上昇となりました。

売買代金は昨日より更に減少し、静かなマーケットでした。

 

ソフトバンク+4.0%と、引け後決算発表のファーストリテイリング+1.3%の分だけ、日経平均がTOPIXより上昇した感じです。

金利高、円安で銀行株、自動車株も強かったです。

半導体株はレーザーテック-1.7%、ディスコ-1.3%、東京エレクトロン-1.0%と弱く、さすがのアドバンテストも-1.3%と反落しました。

 

グロース250指数は-1.1%と中小型株は全般弱かったですが、メジャーどころの個別銘柄でタイミー-3.6%、トライアル-3.1%、GENDA-2.7%、GNI-2.8%、アストロスケール-2.7%と指数以上に弱く、今日は個別株プレーヤーにとっては受難の日となりました。

経済指標発表のようなイベント前にリスクオフで売られるのはある程度いつものことですが、今日はそれに加えて何かしらのファンドの解約売りが走っている感じもありました。

今晩の米9月CPI、明日のSQを超えて、仕切り直しの上昇を期待するところです。

 

その米9月CPIですが、米政策金利の年内利下げをあと-1%幅まで見ていたのが、コンセンサスが-0.5%幅までになってFRBのドットチャートに沿うようなレベルまでの反動が済み、現在米10年債利回り4%超、ドル円が149円と金利もドル円もそこそこいいところまで戻ってきていますので、米9月CPIがちょい強い数字ぐらいまでしたら一旦は反動の反動(利回り低下、円高、からの日本株安)の可能性が高いと見ていますが、果たしてどうでしょうか。

先週金曜日の非農業部門雇用者数変化のような大幅な上振れからのラリーとなるのかどうか、今晩21時半を待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]