分かってはいますが引き続きトランプ米大統領の発言に振り回されるマーケットが続いておりまして、つい最近のコメントとは真逆の、パウエルFRB議長解任の意図はないとの表明により、リスクオンとなって米株が上昇、今日の日本株も日経平均+1.9%、TOPIX+2.1%と大きく上昇しました。

 

TOPIXコア30が+2.9%と上げ幅が更に大きい辺り、リスクオンで海外投資家が超大型株中心に買いに来ている雰囲気がぷんぷんでした。

トヨタ+5.0%、ソニー+5.7%、三菱UFJ+3.3%、日立+4.6%、東京海上+4.3%と、久しぶりに気持ちのいい上昇幅でした。

 

昨日のコメントで一旦下げ止まってもいいところとしていたドル円は、予想していた通り一時143円までの円安となりましたが、現在は141円台半ばまでの円高方向に戻っています。

パウエルFRB議長解任無しといったポジティブがなくて円安に戻ったのであれば、短期的な円安終了、株高局面のスタートと言えるところだったのですが、その表明があってこの程度の戻しであれば、逆に円高、株安圧力の強さを感じさせ、逆に身動きできづらい状況になったと考えています。

 

より一層、24日からのG20、日米財務相会談待ちでリスクを取ってはいけない局面です。

 

グロース250指数+0.1%、JPX日経中小型株指数+1.3%と、こちらも昨日のコメント通り、円安局面で大型株優位の日となりました。

最近の動きのセオリー的には、明日は中小型株が買われる日ですので、日計り的なトレーディングが上手く出来そうです。

 

ですが、再度申し上げますが、24日からのG20、日米財務相会談待ちであり、ポジションサイズなどリスクはくれぐれも控えめなプレーを推奨します。

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]