昨夜の米株が財政赤字懸念から債券安、ドル安、株安のトリプル安となり、日本株にもリスクオフの売りが出て日経平均-0.8%、TOPIX-0.6%と下げました。

 

毎日同じようなコメントになっていますが、今日も債券市場で新発40年国債利回りが過去最高を更新、新発10年ものも利回り上昇となっており、円高も含めて日本株にはネガティブでした。

一方、後場には支えるような日本株の買いも見られ、米株の下げ幅、日米金利の利回り上昇の割には下げ幅は限定的でした。

 

何が起こるわけでもなくじり安という状況が続いており、全部売りという訳ではありませんが、個別銘柄で高いものは利食い売りというスタンス継続です。

 

そしてグロース250指数は-0.4%と下げましたが、昨日と同様、中小型は個別銘柄が元気でした。

 

引き続き暗号資産関連銘柄が買われ、メタプラネット+16.1%、リミックスポイント+16.6%の他も、ネクス+31.1%、フィスコ+28.7%、GFA+21.2%といった全面高でした。

ドローン関連銘柄も今日も強かったですが、Liberaware+25.6%が特に商いを伴い大幅高でした。

 

指数が下げても個別銘柄で勝負ができるのでいいといえばいいのですが、AIフュージョン+11.7%、エスサイエンス+24.3%、The Why How Do+14.2%、リベルタ+22.4%という銘柄も売買代金上位に顔を出しているのを見ますと、少し手詰まり感(全体相場のテーマが無い中で値動きのいいものをしょうがなくプレー)といったものも感じます。

 

個別銘柄でディーリングするか、そうでなければ大型株同様に中小型株も高いものは利食い売りというスタンス継続です。

 

 

 

 

 

無料メルマガ登録

無料メルマガでは、プロが選んだ推奨銘柄やマーケットコメントなど、株式投資をする上で役に立つ情報を配信
ご登録は、以下にメールアドレスをご入力ください:

個人情報保護方針を確認し、同意する。

The following two tabs change content below.

ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]