過熱感のない米雇用統計を受けて昨夜の米株が上昇し、本日の日本株も小高くスタートしましたが、日経平均の40,000円を回復しきれず、また円高傾向もあり、徐々に売られ始めて結局日経平均+0.1%、TOPIX-0.0%のほぼ変わらずで引けました。

 

米国で大減税法案が下院を通過して米株は買われましたが米長期金利は上昇し、悪い金利上昇的になってドル安円高となりました。

更にトランプ米大統領の米関税発言(60%~70%から10%~20%の範囲)発言もあって米関税懸念が増大し、リスクオフ気味の雰囲気になりました。

東証プライム市場の売買代金も3.9%兆円と少なく、週末のニュースフロー、そして今晩お休みなので次は来週月曜の夜になる米株市場の動向を、投資家みんなで待っているといった感じです。

 

グロース250指数は+0.1%と一応反発となり、中小型株の下げも一服しました。

ただ、一昨日、昨日に続いて今日もリスク減らしアルゴ売りが続いたようで、いつもより長く10時くらいまで踏ん張って今日は違うかも感を出した後、やはり引けにかけて売られてしまいました。

東証グロース市場の売買代金は2,000億円を回復したのは、来週に期待が少し持てる感じでいいニュースでした。

 

今週も本当にお疲れさまでした。

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]