日経平均+1.2%と今日も最高値を更新し、TOPIX+0.2%とともに続伸となりました。

 

今日も昨日と同様、売買代金上位がソフトバンクG+10.0%、アドバンテスト+4.4%、ディスコ+6.5%、フジクラ+2.6%と、半導体・AI・データセンター関連銘柄の大幅上昇となりました。

ソフトバンクGは5,000億円超の商いで連日の大幅高と、これは驚異的ですね。

 

昨日と同じなのは、日経平均+534円のうちソフトバンク分が+329円、アドバンテスト分が155円で計484円とほぼこの2銘柄の上げで説明が出来るところ。

微妙に違うのはTOPIX+6.79ptに対しソフトバンク分が5.68pt、アドバンテスト分が1.28ptで計6.96ptと、この2銘柄の上げ分がTOPIXの上げを上回ったところです。上げ幅が小さいのでこうなったとも言えますが、東証プライム市場の上げ銘柄/下げ銘柄比率は43%/53%で下げ銘柄の方が多く、実質的には上げ相場ではありませんでした。

 

今晩の米8月CPI前でリスクオフ気味なところ指数が上昇したのが立派といえば立派。

明日のメジャーSQを前に指数をいじりたい何かがあったのかという疑念を生むことろはちょっとネガティブ。

色々ありますが、ともかく米CPIを超えてどうなるか待ちとなります。

 

グロース250指数は-1.1%と、中小型株は弱い展開となりました。

いつものイベント前の弱さと思われますので、今日の下げでトレンドができるわけではなく、それほど気にすることのない下げだったと思います。

 

メタプラネット-9.7%が昨日の驚きの戻りから早速反落したり、もはや何の会社か分からなくなっている暗号資産関連のコンヴァノ-17.5%と大きな下げがあったのも悪かったですが、今日の悪役主役はデータセクション-17.4%でしょう。

発行済み株式数の2倍の株数の新株予約権を、基準値(昨日の引け値)の半値以下の権利行使価格で第三者割当というのは、あまりにも聞いたことがなく。。。株式市場への信頼が棄損しないかと心配しております。

中小型株のほうも、グロース250指数先物に変な動きがあったりと、多少SQを意識した何らかの意図、動きが感じられました。

明日のメジャーSQを超えて需給関係がすっきりした後、まともな銘柄には買いが戻ってくるとみています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポートフォリオマネージャーつぶやき

1000億円規模の投資運用を行ってきたファンドマネージャーの観点から、グローバル&日本、マクロ&ミクロ、株・為替・債券・コモディティー(暗号資産含む)・不動産を複合的に分析し、その結果を日本株の投資判断に落とし込みます。相場の流れを読み、リスクを取る局面なのかそうではないのかの判断、デルタ(リスク)の方向性とコントロールの方法、どの個別株で勝負すべきか、などの投資判断をお知らせするコラムです。 [1.日本株全体の動きとトレンドをお伝えします。 2.後場特有の大きな需給動向について、特別な状況で有り・無しがありそうな場合にはその判断もお伝えします。 3.ファンダメンタルズの裏付けが取り切れていないのだが、ポートフォリオマネージャーとして注目している銘柄を、フィーリングとスピード重視で【参考銘柄】としてお伝えします。]